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2006.09.30
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カテゴリ: TEMPLE TOWN


あさ、コーヒーをがぶ飲みしていたら、ダミアンが現れる。
機材運びを手伝いにきてくれたのだ。
15分後にダニエルがあらわれ、「なに朝飯食ってんんだよ、いくぜ」
あんた、遅れてきたくせにぃ~!

外に機材をもって出る。なんかフシギ。

朝っぱらから、スネアだのシンバルだの抱えてあるいている自分が信じられない。

いつもなら小走りで会社に行くところだ。

さて、スタジオにつくと、エンジニアのギヨームという若い兄ちゃんがまっている。



あまりハイグレードではなさそうな?ラディックが狭ーい録音ルームにセットされている。

チューニングのせいか、タムがよく鳴る。

スネアは自前のポークパイ。
ハイハットは自前のPAISTEの分厚い、超うるさいやつ。
クラッシュシンバルも自前のPAISTE。RIDEだけスタジオのジルジャン。

幸運なことにギヨームはドラマー。

このスタジオ、メタルが得意とのこと。ドラムに、日本ではたぶんトリガーとよばれているにちがいない、ddrumのキャプターをつけている。
マイクで生の音をとり、キャプターは振動だけを信号でとり、ドラム音源の音を入れることができる。
ミックスすることもできるとか。メタルやろうはみんなこのキャプター録音らしい。前回下見にしたときなんて、ドラムセットにはキャプターだけでマイクがつけてなかった。。。

キャプターの信号が入らないということで、これをセットするだけで1時間以上かかる。
マイクでのサウンドチェックを開始する。


ギイヨームに「もっとハードヒット」するように言われるが、冗談じゃない。

1曲目は「バラード」なのだ。

しかし、よくよく聞くと、「大きな音でとって、音を下げる」ほうがきれいにとれるーという。
要は「おおきなインパクト」で録音するということらしい。
しかも、驚いたことに、普段、「轟音」「うるさい」といわれていたスネアの音が「小さい」上に、耳がつんざける私の分厚いハイハットも、炸裂音のシンバルも「おとなしい」感じ。



しかし、いつもと違う風に「ハードヒット」しようとすると、体が固くなり、うまく叩けないにきまっている。
しょうがないからサウンドチェックのときには腕の振りにうねりを大げさにつけ、とにかく手首がこわれなくて力なるべくいれないで「大きな音」で叩くように工夫する。
しかし、サウンドチェックだけで2時間ぐらい。15分ぐらい叩き続けるなど、既に午前中だけでへとへとになってくる。

やっと、テスト録音始めようとすると、こんどはヘッドフォンから聞こえて来る音の調整。
クリックのほかにプレイバックを入れてもらう。
が、自分の音がきこえない。プロのスタジオってもっと条件いいのかと。。。
ボリュームをあげてもらうが、演奏がけっこうハードなところになると、クリックが全く聞こえなくなる。

そうこうしているうちに、既に1時半になった。

ううっ、腹減った~。

まだ、一曲も叩いてないのに。。。

しかし、せっかくセッティング終わったからこれで飯食った日には、眠くなるーっ。

ということで、録音を開始した。

一曲目は四分音符=130のバラード。

ブレイクが2カ所あり、曲が結構ドラマチックにかわるので静かなパートはどうしても、「ソフト」に叩く。

一回たたいたが、やはり最後のはやいところで調子が。。。

クリックがきこえなくなった。

マイクの音量もNG、テンポもいまいち。で、やりなおし。

シンバルの傾きを平行になおし、タムのチューニングをちょっとかえて音程がはっきりするように。

ドラムテクではないけど、エンジニアがドラマーでラッキー。

静かになるところもバスドラを「ハードヒット」するようにと注文。

ニュアンスはわすれろってこと?さんざん練習したのにーーーーっ。

気をとりなおして、もう一度。
今度は自分ものってたし、いい感じ。一部のフィルインは予定してたものとは変わってしまったが、曲にはまっているからいいか。。
バンマスがやたらこだわっていた「ゴーストノート」はなるべくいれた。
これがきれいにはいらなかったらどうしようとおもっていたが、VERSEの部分はほぼOKだった。
そして、録音を聞く。

うーん。最後の倍速のところに「ため」がはいって、きもちよくない。
これはオンタイムで叩かないと。。。
などどおもっていると、
ギヨームは録音のウエイヴをキーボードとマウスでいじり始めた。
今の世の中「ご修正可能」なのだ。。。。くやしいけど。。
もちろんほんの少しずれてるやつは直せるが、それ以外はやり直しになる。

ま、それでもVERSEは無修正におわり、最後ののりのりのところは叩き直し。
いくつかのフィルインはタイミングはいいけど、なんか「いけてない」からやり直し。

フィルインをやり直す。一発でOKがでた。

クリックになれてきたのかもしれない。

しかし、最後の倍速は。。。「もう、腹へって叩けまっしぇん」。。ということで、既に3時半になっていたため、ランチ休憩。
このスタジオの周辺は中華街なために、中華を食べる。

ダニエルは「なかなかいいじゃん」と、珍しい発言。

私も「クリックで全然叩けない」なんていう悪夢のようなことにならず、曲の進行も、「死ぬほど集中して」いたためにばっちり。
一時間の休憩後、最後の倍速パートをやりなおす。
ランチ食べたから「パワー全開」。。だが、「走りすぎて」NG。
2回目は「16小節」すべて「ため」になってしまい。
ギヨームがすべて「ちょっぴり前よせ」にした。これで、オンタイムになった。すごい。。。
曲の後ろの方に赤ペンいれたみたいに赤い線が。。
「赤いところが多いほど修正多いってこと」
ええええええっ。
こんなにあんのーっ。
「いや、ここはおれが間違えてやったところの修正で。。」

「えええっ、ちょっとー、そこは青にもどしてよーーーっ!

「バンドによっては真っ赤なやつもあるよ」

「じゃあ、あたしはましってこと?」
というと、ダニエルが

「彼がいい人だってこと」。

曲の終わりの方のある部分、バンマスが「これちょっと遅れ気味じゃない?」という。
ええっ、これは「ため」とよばないかしらん?とおもっていると。
ギイヨームが「いや、これは人間味ってやつだよ」という。
そうするとバンマスも「なるほど」と。
ふーん、エンジニアのいうことは聞くのか。。

それでも、あの手厳しいバンマス、ダニエルも「ほんもののドラムはいいなー」と。

へへっ、私のゴーストノート、機械にかってますかね?バンマス。


2曲目。
眠くなって足がもつれないといいけど。。。とおもいつつ、ちょっとパワーロックなので、気合いをいれて。。
まずは、シンバルをかえた。
うるさいとおもっていた私の14インチは「ちいさい」ので、両方とも16インチにかえる。
自分の「超うるさい」16インチを左に、スタジオにあった、ヘヴぃサウンドの16インチをライドの上に。

一発目から「大きな振り」で、なんとか力まずに「轟音」を狙って叩く。

ランチにのんだビールのせいか「先ぱしらない」で叩いたが、最後の盛り上がるところで、ちょいとスピードダウンしてしまった。

力まない。。。とおもったが、右手の親指に。。。力入ってるねー。

これも、フィルが「いけてない」となりやり直す。
なんどやっても「いけてない」

ギィヨームはついに「こういうのやったらどう?シンプルにタタタタタチトタタタとか」

あせってるから、こうまで言ってるように、同じように叩けない。

練習させてくれないから、

「ハイ、もう一度、今度は違う風にたたいて」といきなり来る。
次の瞬間テープが回っている。。みたいな。

おいおい、プロのスタジオミュージシャンみたいに次々になんか出せればいいのだが。。

あれこれやった末、「おお、それだそれだ」といっている。

「それって、どれ?」

結局、そのどれだかわからんやつをやろうとして、またちがう風に叩いたものがOKとなった。

スタジオミュージシャンって、何回も叩かないんだろうなー。とつくづくおもう。「こういうのやって」といわれると、それがパーンとでてくるんだろう。すげーっ。

とにかく、録音がおわった。感想は、まず、「おもいのほか叩かないもんだ」

通しで叩いたのは1曲目が2回、2曲目はあるいみ一発できまってしまい、あとはパッチワークとご修正。

こうでもしなけれが、私のような「録音スタジオど素人さんドラマー」の録音だけで、何日かかるかわからない。

ま、それでも「使い物になる」演奏ができたことで今は「満足」してもいいかもしれない。

お話にならなかった1年半前を考えると「進歩」したかも。

予定時刻の8時より1時間半も早くおわり、ダミアンと晩ごはんをたべることになった。

「おれ、心配してなかったぜ」とダミアン。「土曜の練習のときばっちりだったし、今日はめちゃめちゃ集中してたからな」

「でも、ダニエルが月曜の練習ひどかったっていってた」

「そう、ギター一人だったから、ダニエルが同時に歌えないっていって、歌がなかったし、2曲目は直前に曲をカットして、おぼえてたやつとかなりかわっちゃって、調子狂ってたし。あの曲、コーラスのところとブレイクでギターのリフかわらないから、ぼけっとしてるとフィルイン入れ損なう。。」

「とにかく、うまくいったな」

それはともかく、「たのしもう」という「予定」だったのだが、じゃあ「楽しんだか」?

正直言って、「あまりにも必死」で、「全身全霊でものすごく集中していた」ため、「楽しいかどうか」について、考える暇はなかった。

おわったあとは「全身の力がぬけ」へろへろに。でも、録音するときにどういうセッティングをするとどういう音になるとか、すごくおもしろかった。ぜひまたやりたい。。。しかも、自分が叩いたドラムの音があんなにきれいな音で録音されているのは初めて聞いた。。♪

ランチなんて中華そば食べた上、ダニエルが残したご飯物も食べ、さらに、4時にランチしたにもかかわらず、8時半にまたダミアンと晩飯食べた。普段はこんなに食べることもないのだが、全身のエネルギーを使い果たしたようだ。

ま、とにかくドラム録音と私の苦闘の1ヶ月はほぼおわった。今日はベースとギターの一部を録音している。バンマスの電話ではギターの録音はかなり難航したようだ。使えるところはバンマスが家で録音した物を使うから、たいしたことしないような話だったが、ずいぶんいろいろやったようだ。

あとは明日のボーカル録音。ギターがおわらず、朝いちにこなくてもいいとのこと。

なんとか時間ないにおわるといいけど。。。





















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Last updated  2006.10.01 05:29:37 コメント(6) | コメントを書く


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きーぼっく@ Re:8月のバンド活動(08/25) 何か一年早いですね。 私は今年はライブ2…
Tomosch @ Re[1]:8月のバンド活動(08/25) きーぼっくさん >なんか「おフランスでこ…
きーぼっく@ Re:8月のバンド活動(08/25) なんか「おフランスでこれ」と言われると…
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