駄目人間は箱の中

駄目人間は箱の中

日記

海に沈む黒い頭を砂の上に寝て眺め
砂が灼けると汚れた色の波間に僕も避難する
君はいつも楽しそうだ
水着よりも派手な浮輪をつかむ指がふやけてる
気合い入れた髪型ももうワカメのように貼りついた
君はいつも楽しそうだ
僕は少しくたびれたようだ
数少ない宿題さえ
面倒臭くてたまらない

何を書けばいいのやら
たいしたことが起こらない
いっそフィクション書こうかな
けだるい暑さの中で

ざらつくサンダルをはいたら自転車を引いて歩く
着心地の悪い服の裏を生温い風が通った
君は少し淋しそうだ
僕は全然淋しくないが
家からくすねた花火は
湿気てなかなか火が付かない

何を書けばいいのやら
だらしなく時が過ぎてく
何をしても残らない
ありふれた若さゆえに

何を書けばいいのやら
たいしたことが起こらない
気まぐれだけ動いてる
ありふれた夏の終り


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