松尾大生の独り言

松尾大生の独り言

2010.02.03
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朝から仕事場に行き、ストーブをつけたが、いつまでたっても気温が10度までにしかあがらない。仕事場も、築30年以上のボロ家で、隙間風がひどい。

飲み残したペットボトルの中のお茶は、ガチガチに凍結しているから、飲めない。

仕方ないから、ジャンパーを羽織ったまま仕事していた。

さっき、息子のかよう幼稚園の先生から電話があり、

「はやく迎えに来て下さい」

と、言われる。

しまった!

今日は俺が息子を幼稚園に迎えに行く日だったァ! 仕事に集中し過ぎていて、すっかり忘れていただァ!



先生は、別に怒っていなかった。ひたすら頭を下げて、息子と帰宅。

今日は幼稚園で節分の豆まきをやったそうだ。

息子が話す。

「パパ、きょう、幼稚園に本物の鬼がきたんだよ。本当は園長先生なんだけどね」

だと……。

節分。

数々の嫌な記憶が蘇る。

我が家では、節分の夜は、当然のように、いつも俺が鬼になる。

鬼のお面をかぶって、妻と子に、さんざん落花生をぶつけられた後、玄関から戸外に追い出される……。そうして鍵をかけられて、しばらくは家に入れてくれない。

いつだったか、仕事がおわり、疲れていて、スーツを脱いで下着のまま、ソファーに横たわっていた夜があった。

突然、寝ている俺に落花生の攻撃が始まり、攻撃されながら鬼のお面をかぶらされ、そのまま厳寒の戸外に追い出され、鍵をかけられた。



「ギャハハハァッ……」

と、妻と息子の笑い声が遠く聞こえる。

俺は、どういうワケか、地面に散らばった落花生を割って食べてみた。なぜか、落花生の中のピーナッツが、とても甘く感じられて、美味しかった記憶がある。



そうか……。また、節分かァ……。あまり、良い気分ではないなァ!

今夜は夜も冷え込みそうだから、今夜だけは完璧してもらいたい。



怒りの落花生の洗礼を受けることになる。

せめて、服だけはちゃんと着ているようにするしかない……。





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Last updated  2010.02.03 15:36:45


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