松尾大生の独り言

松尾大生の独り言

2010.02.19
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●依存症。

依存症も様々だ。

アルコール依存症。

ギャンブル依存症。

セックス依存症。

仕事依存症。

買い物依存症……。

依存症の数は、数知れずあると思う。



ところが最近になって、お酒を飲みたいという気持ちが消滅した。不思議なことに、ちっとも飲みたいと思わないのだ。アル中は一生、治らない病気の筈なのに……。

俺はまた、若い頃、セックス依存症でもあったと思う。

これも、勿論、医師から正式な診断を下された訳ではない。しかし、とにかく若い頃は、女性なしでは、……セックスなしではいられなかった。異常だった。セックスのことしか頭になかったと言っても差し支えない……。

若い頃は、交際している女性に、仕事を休ませてまで、一日中、セックスしていたことがある……。お恥ずかしい。

この、セックス依存症の欲求もまた、四十歳を
過ぎたあたりから、徐々に消滅してきて、今は単なるフツーのエロオヤジになることかできた。

振り返ってみれば、アルコール依存症にせよ、セックス依存症にせよ、依存症というものは、本人には、どうしようもない面が強いと思う。

ちゃんと医師の診察を受けて入院するなり、依存症の自助サークルに参加するなりした方が良いと思う。

昔読んだ劇画で、江戸時代が舞台だったが、ウナギ料理屋の手伝いをしている少女が登場していた。

職人が、ウナギを生きたまま、さばいて身を取って、次から次に、ウナギの頭と骨を小川に捨てていく。ウナギという生き物は、よほど生命力が強いのであろう。頭と骨だけになっても、身をくねらせて、しばらくは小川を泳ぐ様子が描かれていた。

少女はその様子から、なぜか男性のぺニスを連想して、ウナギに対して、非常な嫌悪感を抱いていた。



セックス依存症に限らす、女性には想像もつかないと思うが、男性の性欲というものは、物凄いものがある。

それは、まるで、頭と骨だけになっても泳ぎ続けるウナギの生命力とも、似ているような気がする。

勿論、女性にもセックス依存症の方々は多いと思う。女性の場合のセックス依存症は、男性より悲惨かもしれない。女性の性欲というものは、男性のように単純なものではなく、体が死んで灰になるまで治まらないとも聞く。

どんな依存症にしても、俺は、心の中の何かの代償行為であると思う。代表的なのが鬱であろう。

鬱と依存症は、表と裏のような関係で、表裏一体ではなかろうか。



だから、依存症患者は、依存症の対象物を断たれると、もともと眠っていた鬱が目を覚まし、鬱になる方が多い。

だから、依存症を治そうとおもったら、ますは、鬱などの、心の根っこの部分の問題解決をしなくてはならないと思う。

仕事依存症というのも、今、社会問題だと思う。いわゆる、ワーカホリックだ。経営者や人事の方が気をつけなければならのは、ワーカホリックの労働者を、よく働くからと言って、責任あるポストにつけないことだと思う。

依存症とは、言い方を変えるならば、長期的な自殺願望の現れだと思う。ワーカホリックの場合、よく働くからと言って、管理的ポストに置いてしまうと、上司としての機能を全く果たせないどころか、潜在的に本人は「緩やかな死」を望んでいるわけだから、業績がガタガタと崩れることは必至だと思う。

こんな経験がある。

業績不信だからと言って、すっかり自信を無くした、関与先ではない会社の俺の友人の社長が、敏腕営業マンを自称する男性を外から、引っ張ってきて、役員に抜擢して、事実上、経営権を与えた。

俺はその男性と、何度か面談する機会があって、長時間話しているうちに、ワーカホリックだな、と、ピンときた。

友人だった社長
に、やんわりと忠告したが、社長は自信をなくしているし、そのワーカホリックの男性に惚れ込んでいたようで、俺の忠告は聞いてくれなかった。

数年後、その会社は、倒産した。ワーカホリックの男性には、営業戦略も管理能力も何もなかったのだ……。

ここまで書いたところで、階下から、息子が、

「ご飯できたよ~」

と叫んでいる。

飯くってきます。





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Last updated  2010.02.19 19:40:03


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