松尾大生の独り言

松尾大生の独り言

2010.03.18
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「お前は、精神的には、俺たち普通の四十代と同じくらい成熟している。なのに行動は、まるで十代のガキ以下だ。このギャップは最悪だぞォ……」

確かに……。

家庭環境の問題などあり、俺には幼い頃から、有り得ないような体験が多すぎたし、高校一年生の時、格闘技を止めた時から、キチガイじみた読書の仕方をして、精神的に重くなりすぎていたと思う。

その癖、社会経験がない上に、極端な非組織型人間だったから、四十代の先輩に呆れられるのは、もっともだったろ……。

ところが、それからも、二十代、三十代と、人生をマイナスの意味で遠回りばかりして、雑多な経験を積みすぎて、さらに精神的に老化したとおもう。

俺は今、四十五歳であるが、精神的な老化度は七十歳代くらいかもしれないと思う……。

その癖、行動は未だに、ガキのままだ。

なんの成長もしていない。



パソコンと同じように、容量を増やさなければ軽やかな行動は厳しいと思っている。

じゃあ、どうやって容量を増やすのか。

去年の12月半ばくらいから、鎌倉時代の古聖が残した精神的な修練方法を再開して、今年に入ってから、少し、容量は増えて、軽くなったと思う。だから、去年と違って、こうして、日記も毎日、元気に書けるようになった。去年は、酷い鬱の一年だったが、俺は回復した。

ところが、喉もと過ぎればなんとやらで、最近は、多忙の為もあり、容量を増やす修練を怠っている……。

危険な兆候である。

断定させてもらうが、今、日本人の精神は荒廃しきっているが、鬱などの精神疾患を治すにつけても、重くなった精神の容量を増やして軽やかになるにつけても、結論から言うと、

●瞑想と祈り

しかない、と信じている。

精神科に行っても一時的に薬で紛らわせることはできるだろうが、パソコンと同じで根本的に人間的容量を増やすしか、解決の道はない。薬漬けになっても、症状は悪くなる一方だろう。

勘違いされちゃあ困るが、例えば、瞑想と言っても、必ずしも、座禅を組む必要はないと思う。

俺から見たら、断酒会や各種依存症の自助サークルでの語らいも、広い意味で、集団的な瞑想だと思う。



次に祈りだが、仏壇に向かって祈ったり、○○教の会員となり本尊に祈るのばかりが祈りではない。変なものを拝んだら、かえって容量は少なくなる。

例えば山に登る。大自然と触れて、人は、ある種の自己超越体験をする場合が多い。その時、大自然に向かって祈る。こういう祈りが大自然に通じる時、人間的容量は増えると思う。

山に登るまでもなく、他人の幸福を心から願うことも、「祈り」と言える。重い病気の友人がいるとする。全快を願う。自分の幸福以上に強い想念で友人の全快を思う願いは、祈りだと言える。この時、人間的容量は増える。

瞑想と祈りと言っても、このように多様なのだ。

とは言っても、やはり、古来からの、効果が数百年に渡って実証済みの瞑想と祈りの修練方法が、一番、手っ取り早いと思う。



少し前まで、末期癌だったと、自分の経験を話してくれた。要約すると、こういった内容のお話だった。

「松尾君、気がついた時にはもう遅くてね。癌が、肺から胃から、内臓という内臓に全部、転移していて、ボロボロになっていた。医者からは勿論、死を宣告されたんだ。病院に入院したが、僕は、数ヶ月、病院の中で、鎌倉時代の、あの、瞑想と祈りの修行方法を実践した。病院のベッドの中でも、トイレに入っている時も、眠っている時間以外は全て、修行に費やした。そんなことを数ヶ月つづけてから、ある日、検査してみると、内臓のいたるところにあった癌が、全て消えていた。医者も驚いていたよ」

つまり、容量を極端に増やすと、癌細胞すら、消滅するということか、と俺は思った。現にその老紳士は、肌つやもよく、ピンピンしていた。

日本の中世というのは、実は凄い時代であったと思う。

俺は、格闘技の世界では、1対1の戦いでは、柔術が世界最強だと思っている。柔術は勿論、日本の中世の時代に生まれた格闘技である。

俺や先の老紳士が実践している修行方法も、日本の中世に生まれたもので、これも、俺は世界最強の精神的開花方法だと確信している。俺のように修行を怠けていると意味はないが……。
だがまあ、俺もまた現に、不治の病と言われるアルコール依存性や、鬱を、この修行方法で治してしまった……。

格闘技にも、それぞれ種類があり、強い格闘技もあれば、ボクシングのように1対1の勝負では極端に弱い格闘技もある。

思想や精神的修行方法も同じだ。おまじない程度の修行方法もあれば、精神的地殻変動を起こして、ガンすら消滅させる修行方法もある。

格闘技と同じように、見極めるのは、あなた自身でなければならない。





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Last updated  2010.03.18 23:25:10


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