松尾大生の独り言

松尾大生の独り言

2010.03.28
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過去をよく思い出して、精算しなければ、未来に向かっての身軽な行動は無理だと自分なりに考えたからである。

俺のこれまでの四十五年間は、全般的に灰色で、どちらかというと、重苦しいものであったことを、再認識させられた。しかし、笑顔もあった。喜びもあった……。

笑顔が少しだけあったのならば、それで良しとしなければならないかな? とも感じた。

大きく分けてみると、この四十五年間、学校を含む「組織」に属している時代は、灰色だった。組織に属していない時代は、比較的、幸福であったかもしれないなァ……と感じた。

少なくとも、こんな自分が今、生存していられるのには、両親を始めとして、どれだけの人々の力添えがあったか、と実感せずにはいられなかった。

●感謝……。

母は俺達三人の子供を、餓死させない為に必死であったという。

小学校に入ってから担任の虐待を受けている俺を救ってくれた教師。



中学生の時には、こんなカタワな性格の俺を拾ってくれて可愛がってくれた担任の板垣先生。

高校一年生の時「空」という漢字も書けなかった俺に、一から文学を教えてくれた文芸部顧問の早川先生。

社会に出てからは、サラリーマンを退職する度に、アルバイトで雇ってくれたアドバルーンの会社の社長。

俺がアルコール依存症で、どうしょうもなくなっている時、親切に声をかけてくれて、面倒をみてくれた札幌山の手断酒会の大谷会長……。

社労士試験の合格に導いてくれたマンパワー学院札幌校の高橋先生。

俺を精神的に蘇生させてくれた、小説家の宮本輝先生。

どんな時も俺を見捨てなかった親友達……。

生活を支えてくれた幾多のお客さん達。

また、見えないところで俺をささえてくれた無数の方々に対しても、感謝の念にたえない……。

その中でも今日は、札幌山の手断酒会会長の大谷顕さんのことを書こう。

……十年程前に、札幌山の手断酒会の大谷顕会長の訃報を聞いた時は、本当にショックだった。アルコールの問題以外でも、俺にとっては精神的な意味で、灯台のような方だった。まだ五十代半ばの早すぎる逝去であった。



大谷さんに初めて出会った頃、

彼は大きな白紙の紙の真ん中に、小さく、

●否認

と書いて、

「あんた、これないかい?」



否認……。当時の俺には内面的に「否認」の数が多すぎる気がして、俯き、黙り込むしかなかった。

それから……。

大谷会長とは、数年に渡り、どれだけ対話したことだろう。そうして、突然の訃報。断酒会の活動中の心臓発作による死であった。彼に救われた人々は、おそらく、一千人に登るだろう……。我々は、名も無き民衆の中に真の英雄がいることを知らねばならないと思う……。

大谷顕さん、俺を育ててくれた人々の中では、両親を除けば、あなたが最高の方だった。

大谷顕さんに関しては、不思議な現象が起こった。

まだ大谷さんと出会う直前くらいに、俺は断酒会の男達をテーマにした小説を書いた。「群青」という作品で、札幌市民芸術祭大賞をいただいた。

そこに登場する断酒会の会長は関根という人物で、元デザイナー。プライベートでは油絵を趣味としていた。

大谷さんもまた、元デザイナー。油絵を趣味としていた。

関根は、断酒会の活動中に、心臓発作を起こして死亡する。

先に述べた通り、大谷さんも同じ死に方だった。

関根の葬儀では、関根が生前に描いた油絵が飾られていた。

大谷さんの葬儀の時も、大谷さんが生前に描いた油絵が飾られていた……。

これらは未だに、不思議な偶然の一致と言う以外にない……。偶然? いや、おそらくは、必然であったのだろう……。

勿論、若い頃の大谷さんは、大変なアル中であった。そうして断酒会の中で蘇生した。

大きく見れば、大谷さん一人がアル中になることによって、結果的には千人ものアル中が救われた……。

若い頃の大谷さんは、酒で暴れて、警察の世話になったことも無数……。最後には、暴れながら自分から警察署に出向いていたそうだ。

人生の不思議を思う。

大谷さんがアル中になったのは、何か大きな存在からの我々へのメッセージであったと思わざるを得ない。

●使命

だから俺は、一時、どんな酷い状態にある人間にも、それは本人にとっては何かの「使命」なのかもしれないと思うことがある。

人間を一時の見た目で判断してはいけないと思う。

大谷さんは、千人もの人間を救う為に、生まれる前に自ら志願して、アル中になったのだと、俺は確信している。遠い約束……。

これは大谷さんに限らず、人間誰しにも当てはまることだと思う。

今、あなたは難局の中にいるかもしれない。行動が悪く、愚弄されつづけているかもしれない。何かの精神病かもしれない……。

きっと、意味はあるのだ。

人間はみんな、使命を受けて、志願して生まれてきているものであると信じる。

●いかなる人間であれ、決して、軽んじることなかれ!

鎮魂・大谷顕さん



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Last updated  2011.10.14 15:30:05


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