松尾大生の独り言

松尾大生の独り言

2010.04.15
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


「学校、嫌じゃないかい?」

と息子に尋ねたら、

「楽しいよ」

と答えていた。俺に似なくて良かった。俺は小学校入学早々から、学校が嫌でたまらなかったのだ。

これからも、死を迎えるまでに、自分はどんなに苦労してもいいと思っている。国家の変革の為に戦って、撃たれて死ぬような人生には美学すら感じる。

そんな俺も人の親である。息子にだけは苦労させたくない。

漫画家の、つけよしはる氏も自分が散々な苦労した為だろう。息子に、

「勤めは苦労が多いから、お前、古本屋になれ」



もっとも楽な職業は何か。

俺なりに色々と考えている。

例えば、札幌市の区役所や区民センター。いつ行っても、みんな、実にノドカに働いている。おそらくは、残業も、ほとんどないであろう。

学芸員や図書館司書もいい……。

一昔前ならば、夏休み冬休みに楽をできる教員を勧めたところだが、教育現場は今、荒廃している。勧められない。だいたい今時、教員になんぞなったら阿呆になる。阿呆は困る。

俺としては、本音は、息子を日本の学校に入れたくなかった。小学校までは、一応、教師の免許のある俺や、教育評論家の肩書がある父に頼んで、家族で教育するつもりだった。中学生以降は、俺は家庭教師の会社のいくつかに強力なコネがあるから、最高の家庭教師をつけようと思っていた。

息子が、小学校入学にいたたったのは妻の反対があったからである。学校に行かせないように妻に言った時、妻はどんなに激怒したことだろう。

さて、息子の就職先。

サケマス孵化場の事務員なんかもいい。

民間企業は駄目だ。労働組合のある一流企業でも駄目。

やはりベストは、美術館などの学芸員であろう。勿論、公務員が良い。教養もつく。



とにかく、苦労させたくないのだ。

お金を残しても、これから来るインフレで意味はなくなるだろう。

勿論、成人した時の息子の意向は第一に尊重しなければならない。

好きで、進んで苦労の中に飛び込んでいくのも、あり、ではある。不本意だが……。

ところで、今、息子に、



と、尋ねた。

「パン屋さん」

だそうである。

世の中で最も楽で、生活に事欠かない程度の収入にもなる仕事は何か。

ご意見を募集したい!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.04.15 18:25:03


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: