松尾大生の独り言

松尾大生の独り言

2014.12.30
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「まっつさん、上から目線ですよね」

「まっつさんって少しも上から目線じゃないよね」
と、言われたこともある。
どんな本であれ、本を読み過ぎたら、人間はなぜか傲慢になる。
上から目線になる。
自分の方が偉いし分かっているという前提でモノを言うようになる。
それが文章に出る。
態度に出る。

だから、傲慢になった。
仏教では二乗不作仏と言われ、読書バカは悟りを開けないとされてきた。
俺は、自分がどうでもいい部分では、少しも上から目線でなく、こだわる部分にはやたらと上から目線である。
たくさん読書して文章を書いて身についた能力は傲慢さと上から目線と鼻持ちならない民衆の営みに対する蔑視と……。
ソクラテスの弁明によると、愚に二種ある。
●自分がバカだと認められない愚

●一つのジャンルに長けているゆえに全てに長けていると誤解する愚
要するに英語で言えばウヌボレ、日本語で書くと自惚れ……。
読書なんてやればやるほど、文章なんて書けば書くほど、自我が肥大化し機械化、ロボット化する。
インテリのロボット化した自我は、常に民衆のささやかな間違いや、愚かな行為を叩き、民衆の愚かしさ故に自己を成り立たせようとしてきた。

それは彼が愚かだと考えている民衆よりも、現実は愚かなのだ。
彼は一つのジャンルに長けているゆえに、それを知らない民衆を一括して愚民と呼ぶ。
彼は知らないということを認めることができないゆえに、もっと知らない人々に寄生していきている。
ルソーの「学問芸術論」が到達した帰結はどうであったろう?
●学問や芸術をやろうとする奴らはクズ!

いま、目の前の仕事をこなす毎日の貴重さを思う。
俺の述べていることは当たっていると思う。
本を読んだ量の多い人間ほど、内心、他人をバカにしている。
おそろしく冷淡で、冷笑家で、鼻もちならない人種。
例えるならば、俺だ!
と、たまには反省してみました





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Last updated  2014.12.30 06:18:40


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