青い島のひだまりで

2004.09.03
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混んでいるレジでたまに思うことがある。


わたしが、買い物をするお店は限られているので、基本的にそのお店のサインレスのカード払い。現金を払うのは、100円ショップと、ホームセンターくらいだ。朝市とか特売日には、レジは当然ながら行列を作っている。そして、その行列の先頭に、やっと財布をとりだして、ジャラジャラお金を数えているばーちゃんがいる。

母に言わせると、「お年寄りだから、指先がうまく動かなくて遅いんだよ」と。でも、わたしだって、財布は並ぶ前にバッグから取り出す。さらに、小銭はどの程度あるか確認するし、ポイントカードや“袋はいりませんのスタンプ券”は、手に持って並ぶ。

また、道を歩いていて思うこと。
お年寄りで、脚のわるい方用に、三輪車とバイクが合体したような電動の乗り物(正式名称あるんだろうな…。わからないんだけど、意味、わかるかな…)がある。ここ数年くらいでよく見かけるようになった。脚のわるいお年寄りにとっては、自分の脚代わりで、便利で大切なものだと思う。
だが、交通の激しい道路の端でもないところで乗っていたり、ひどいときには逆走しているのも見かける。バイクより巾があるし、激しい道では、ある程度の交通ルールやマナーを知らないとかなりキケンな乗り物だと思う。
小学生のとき、道路で自転車を乗るのに“免許”が必要だった。学校で実技ともしかしたら簡単な交通マナーのような学科も受けた気がする。学校指定の免許がないと、道路で自転車に乗れなかったほどだ。

じーちゃん、ばーちゃんになると、そういうことに気づかなくなるのかなと最近思っていた。わたしは、そういうお年寄りにならないように、気をつけたい、とも。


写真にある道でのことだ。(左上の写真)
ここは、道とはいえないようなところなのだが、近道だし、散歩するには自然もあっていいので、よく通る。そう思うのは、わたしだけでないようで、他の人も結構通るのだ。
ひとりのおばあさんが、荷物を入れるようなローラつきのバッグみたいなものを、ころころ押してやってきた。通れないなと思ったら、そのおばあさん、そのバッグの車を左右に一生懸命動かしている。
道は、細いし、草ぼうぼう。石も、ごろごろ。
あ、車輪、ひっかかっちゃたかな…。
小さな親切、大きなお世話ともいわれるけど、これは、手助けしてやらないとダメだな~。
そんなことを思っていたら、
「狭くてすみません。通れますか?」
と、おばあさん。
え~!!
なんとおばあさんは、わたしのために道をあけてくれていたのだ。狭いといっても、わたしは、ジーパンにスニーカー。簡単にまたぐことができる。

「やっぱりね~、年齢じゃなくて、性格だよね~!」

さらに、散歩道では、こんなユニークな事件もあった。狭い道だが、なんとか車の行き違いもできる道。家を建てているので、トラックが停まっていたりして、狭い。
後ろから車が来たので、壁に張り付くようにしてよけた。ところが、その車、バックしてくるではないか!
どうしたんだろう…。
通れるのにな。

仕方なく、車がバックするまで、再び、壁に張り付いて待っていてた。
その後、歩き出した途端、その謎がとけ爆笑しそうになった。
「あ、わかった!」
たしかに、トラックは道の端、ギリギリに停まっている。当然、車が通れるように配慮して、だ。
だが、その反対の端に、ばーちゃんが、すわっている。多分、涼んでいるのか、もしくは疲れて休んでいるのか…。
「これじゃ、通れないよ。ばーちゃん、じゃまだよぉ~」
思わずつぶやいてしまった。(右下の写真)

細い道ですれちがったおばあさんが、カラカラと押していたのと同じようなもの。椅子にもなったんだな~。
それにしても、愉快だったので、思わず写真に残した。通り過ぎて、ひそかに撮影した。このすわっているばーちゃんにも、悪気はないのだろうが…。気づかないのは、性格だろうな~。

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自然の彩り 14枚









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最終更新日  2004.09.03 16:10:46
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