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2009.04.19
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カテゴリ: ドラマ あ行


被害者と加害者、ふたつの家庭が細やかに描かれていて、重いテーマだけど物凄く引き込まれて真剣に見てしまった。

ひょっとすると今期の本命作になるかもしれません。

ですのでかなりキーを叩く手に熱がこもってしまいました。


被害者の家庭は両親と中3のお姉ちゃんと小2の弟の4人家族。

お母さんは息子に愛情たっぷり注いで、我が子の成長を日々かみしめています。

登校時に手を繋いでいたのに、クラスの女の子を発見するや、息子は照れて手を離してしまいます。

母親にしてみれば親離れの第1歩で切ないですよね。
このワンエピソードだけでもぐっと来てしまい、この後の悲劇がひときわ重くのしかかってきます。

弟にべったりな母親な上、弟の面倒を見ろと言われるので、お姉ちゃんは内心弟の存在を疎ましく…消えて欲しいとまで思っています。

これは弟が居る私には物凄く姉側の気持ちが分かるし、やっぱり女親って娘より息子の方が可愛いと思ってしまうものなのよねぇ…。

けれどウチの親は「お姉ちゃんだから我慢しなさい!」と私に一度も言ったことが無いのが救い(だから好き放題我儘で傍若無人に育ちましたともw)


加害者の家庭は両親と小5の息子の3人家族。

こちらの母親が主演稲森いずみなのですが、しつけなどに小うるさく、そんなにガミガミ言ったら子供は益々口を閉ざすぞ(知り合いの親がそんな感じなので)

ダンナにも休日は父親らしく息子とキャッチボールしろと、型にはめたがる傾向にある様子。

父親は山本太郎で、子育ての一切を母親に押しつけるテンプレな父親。

うーーん…現時点でこちらの家族に余り感情移入は出来ないな。


そして事件が起こる。

ほかほか家族のお母さんが、小2の我が子は5時間授業の曜日だと思い込んで、いつもは控えていたランチに幼稚園時代仲が良かったママさんと行ってしまったのだ。

が、その日は午前授業。

お昼過ぎには子供が帰ってきてしまい、玄関には鍵。
子供は鍵っ子ではないから家には入れない。

今日日…というか都会では、近所にお母さんが帰ってくるまで家に上げてくれる親切なおばさんとかが居る訳ではないでしょうしね…。

郵便配達のおっちゃんが声を掛けてくれるが、後に被害者となる子は母親の帰りを不安げに待ち続けていた。

…が、そこへ小学生の男の子が現れ…。


加害者の子供は塾通いの日だった。
が、塾から今日は来ていないと連絡が入る。

虚ろな表情でとぼとぼと帰ってきた我が子に、稲森いずみはどこに行ってたの?と尋ねる。

息子は「人を殺してきた」と淡々と呟いた。

しかし、稲森いずみはそれをたちの悪い冗談と受け取って、それ以上深くは追求せず、さほど気に留めなかった。

子供が「人を殺してきた」なんて、たとえ冗談でも言うものじゃないときつく叱るか、何故そんなことを言うのか、その裏の真意に迫るべきでしょうに。

しかし日頃コミュニケーションを取りたがらない息子に、母親は手を焼いてたからなぁ…。


夕方になっても、夜になっても、最愛の息子は帰ってこない。

警察に捜索願を出したが、数時間後、遺体として発見されてしまう。

その時の板谷由夏の泣きわめきっぷりが真に迫っていてゾクゾクしました…。
その後の稲森いずみの涙よりも、こちらの被害者家族に惹かれてしまうのです。

私がランチに行ってしまったから…。
息子が殺されたのは私の所為!
自責の念に囚われるお母さん。

消えて欲しいと願っていた弟が本当に消えてしまった…。
お姉ちゃんも軽くショック。


被害者宅に連日マスコミが押し寄せる。

悲しみに暮れる被害者家族の神経を逆なでる報道態勢にうんざり。

ネットで母親が呑気にランチしてたからだなんてカキコされるのもムカツキ。

母親は息抜きしちゃダメってコトデスカ。
あぁ少子化にも拍車が掛かるな。ケッ。

被害者側にも落ち度があるという言われようにはらわたが煮えくり返るわ。

ホテルに仮住まいした方が良いという警察に対し、私たち何も悪いことしてないのに!被害者だよ!!
このお姉ちゃんはストレートに物を言うので、ホント感情移入しやすい。


そして犯人はいともあっけなく露呈された。

マンションのエレベーターの監視カメラに、被害者の子と一緒に映っていたのは…、ランドセルを背負った小学生!

任意同行させ、最初は口を閉ざし、何も食べず、トイレにも行かずおもらししてしまった犯人の子だが、証拠の品がクローゼットの中にある…と自供し始めた。

クローゼットの中にはあやまたず返り血に染まったジャンパーが…。

そしてその事実は母親・稲森いずみに突きつけられる。

息子が…人を殺した…
俄かには信じられず茫然自失。

そして追い打ちを掛けるように、ダンナからお前が息子の変化に気付かなかったからだと、自分には全く非はなく、俺は父親としてベストは尽くしたと責められる。

このダンナが他人事のように妻を責める一連のシーンを見て、血反吐が出るくらい腹が立った。

何なんだよこのダンナ。マジむかつくわ。
このダンナはいくらマスゴミが叩いてもいいぞ。

という訳で、次回は加害者の親の方にマスコミ攻撃が来そうです。


私はあらすじダラダラ交えた感想文書くのは正直やめにしたいと思っているのですが、この作品、筋書きが記憶に鮮明に残っているし、ふたつの家族の描写が丁寧で感情移入もしやすい設定なので、久々に長々書いてしまいました。

次回も面白ければ、ヒット数が多かろうが少なかろうが真面目に書き続けてみようかと。

福祉士(?)の田中美佐子にも息子が居るようですし、こちらの家族もどんな感じなのか興味津々です。

そして何より加害者の少年の心の闇…というか、それに至った心理描写を丁寧に納得のいくように描かれることを期待しています。

間違えても人を殺したかったからなんて、バチスタの麻酔医のような事言い出したら卓袱台ですがね(笑)


そうそう、唯一なんか話の腰を折られちゃったなぁと思ったのが、稲森いずみの妹役の田畑智子のシーンなんだけど、あれ要らなくね?

これからがっつり話に絡んでくるのかな?





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最終更新日  2009.04.20 00:46:54


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