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2009.06.25
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カテゴリ: ドラマ さ行


電車男の既視感バリバリなんだけど、色々考えさせられる内容でした。

故に近年稀に見るクソ長さですがどうぞよろしゅう。


主人公・電車男(仮名w伊藤淳史)は、以前居た会社で酷いいじめに遭って逃げるように退社した、ネカフェ難民のフリーター。

電車男は食品会社での偽装を内部告発したが故に、会社中の人間からハブにされたのだ。

いじめの主犯でもある会社の上司と繁華街でばったり出くわし、上司は電車男を人間のクズのように見下して去っていった。

電車男は上司に殺意を抱き、持ち合わせていたカッターナイフで上司を刺殺しようと試みたが、すんでの所で止めた。

すると母親から電話が。
電車男に裁判員のおふれが届いたから、家に帰ってこいと言う。

面接会場に赴いた電車男は見事に裁判員に選ばれてしまう。

他には加藤ローサなど。
加藤ローサの単発モノヒロインは好きなんよ、私。癒される。


奇しくもその被告は電車男と非常に似通った所のある28歳の青年(塚本高史)だった。

罪状は殺人罪…しかも3人。

極刑か否かを評決する。
過去の判例では死刑が適用されてきた。

被告の家庭は十数年にも渡って、地域の主婦たちから酷い嫌がらせを受けてきた。

それ故に主犯格の主婦3人を刺殺したという。

集団の悪が個人の悪を生み出してしまった。
更正の余地はあるから極刑回避をと訴える弁護士。

ここで目撃証言など色々盛り込まれるが、証言が余りにも曖昧で、決定的な物的証拠も無いのが引っかかる。

もうこの時点で私、塚本高史は下手人ではない。
誰かを庇っているのではと、うっすら思ってましたがね…。

塚本高史はオタクで引きこもり、しかも10年前に少女にイタズラをしたロリコンのレッテルを貼られ、更に被告本人が死刑を望み反省の色もなく、心証は最悪だ。

が、弁護士は涙ながらに集団の悪を訴え、裁判員の中にも彼に更正の余地があるのでは…と思いだす者も出始める。

そして審議の際、電車男がオタクの人間に対する偏見に吠えた!
そーだ、全てのアニメ(ゲーム)ヲタクが犯罪者という見方はマジに勘弁して欲しい。

エリート裁判官・劇団ひとりがその言葉に心を動かされた!
なぜその時ひとりが動いたのかは後述にて(笑)


裁判員を含めた評決は難航を極め、死刑4票・死刑回避4票で割れた。

加藤ローサには兄がおり、学生時代その兄は集団の悪=いじめによって自殺した。

そしていじめの主犯が、被告の弁護士だった。
集団の悪は許せない。

電車男とローサは死刑回避に投票し、1人は白紙で投票した。

自分の1票で人ひとりの命のありようが決まる…。
白紙で投票した裁判員は重責から逃げ出したのだ。

裁判長(大杉漣)は、過去の判例から決めればよいと促すが、裁判員の一人が裁判長は死刑を勧めているのかと噛み付いた。

もし3人も殺している事件で極刑にならねば、今後の裁判の評決が根底から覆されてしまう。
裁判長はそれを危惧したのだ。

裁判官の思惑も絡んでて中々に黒い内容だ。

何せ先日の冤罪事件だって、裁判官や検察側にとって不都合があるから、DNAの再鑑定しなかった訳でしょ?

そして再度投票が行われ、電車男は弁護士の涙…情に流されそうになったことで、冷静に客観的に判断せねばと我に返り、死刑に投票した。

が、決して心は晴れなかった…。

電車男はネカフェのねぐらに戻り、彼女と別れるきっかけとなったオタクイベント会場で撮った写真を、別れてから初めて見る気になった。

電車男の表情が驚愕に歪む!
おお!やはりそうなのか!?


裁判員としての最後の務め、判決の日。

裁判長が判決の主文を述べようとすると、電車男がちょっと待ったコールを!

ケータイで撮ったイベント会場の写真をかざし、被告の彼が会場に居たことを…主婦3人を殺してはいないことを主張!

ここでいち裁判員が判決の場であそこまで長台詞できるほどの発言権があるのかは置いといて、第一発見者の証言が確証を得ないこと、そして現場付近に潜伏していたホームレスが、事件の後姿をくらましたことなどから、このホームレスが犯人だと名推理を!

電車男は事件現場・ホームレスの潜伏していた防空壕を訪れ、イベント限定品のぬいぐるみが置いてあったことで、ある確証を得る。

そして10数年前に被告がイタズラをしたが故に、精神を病んで施設暮らしをしている少女に会いに行った。

ホームレスは少女の父親(平田満)だったのだ!
平田満…最近ホント汚れ役ばっかり。


ホームレスは会社の金を横領した疑いを掛けられ(それも冤罪だったらしい)、刑期を終え出所後ホームレス暮らしをし、防空壕でこっそり娘と会っていた。

それをいじめ主婦3人組に正体を知られ、娘にまでもいじめの触手が伸ばされる事を恐れ犯行に至ったという。

被告はたまたまオタクのイベント帰りに、そのアニメが好きな少女に頼まれた限定品のぬいぐるみを防空壕に届けに行き、穴から出てきた時に警察に捕まったのだとか…。

しかも少女曰く、10数年前のイタズラは被告の青年にされたものではなかった。

中々イタズラの犯人が逮捕されず、虚言癖の娘だとこの歪んだ土地の住人たちに陰口を叩かれるのを恐れ、被告が自分がやったと汚れ役を買って出たのだとか…。

寧ろその少女にとって唯一心を許せる相手は被告の青年だけだったのだ。

被告の優しさが事件をややこしくしてしまった訳で…。

私は塚本高史が犯人ではないなと薄々感じてはいましたが、心を病んで施設に入った少女が犯人だと思っていたので、名探偵にはまだまだ遠いですな(苦笑)


電車男が決定的な証拠写真を提出したことで、再捜査がなされ被告は無罪放免となった。

役目を終えた裁判員たちは、それぞれの生活に戻っていき、電車男は定職に就けるように。

しかし問題の地域では、また新たな諍いの火種が…。


裁判員としての出頭命令書(って言うのか?)が届いたら、どーんと行ってやるぜ!なんてな軽い気持ちでいたのが、物凄く重い責任を課せられた役目なのだなぁというのがひしひしと感じられました。

人が人を裁くことの重さを垣間見た気がします。

そしてスマイルもそうなんだけど、もしもそれが冤罪事件だったらと思うと…。
警察の自白を促す取り調べって相当酷いらしいですし。

これはあくまでもフィクションですから極端な例ですけどね。


舞台はそんなに田舎でもないのに、地域ぐるみで近隣住人に嫌がらせってあるものなのかね?

都会なら特にご近所づきあいが希薄になりつつあるのに。


そうそう、劇団ひとりもアニメファンだったのにはワロタ。
めっちゃヲタク毛嫌いしてそうな態度だったのに、このツンデレめ!(笑)





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最終更新日  2009.06.25 19:59:29


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