日々、振り回されっぱなし

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ツイッターでつぶつぶしつつ、本を読んだりミュージカルや野球を見たり。劇団四季ソング&ダンス60~感謝の花束で射抜かれて飯田洋輔氏推し推しです。レ・ミゼラブルの制作発表を見て上山竜治くんにも大注目。観劇の感想をつらつら書き連ねています。また、当ブログはアフィリエイトを使用しております。ご購入の際は、ご自身のご判断でお願い致します。トラブルが発生致しましても、こちらでは責任を負いかねますのでご了承ください。

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2007年05月12日
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今回は思いがけず、良い本にめぐり会えました


母からの伝言


作者のエスター・ニセンタール・クリニッツは同じく作者のバニース・スタインハートの

お母さんです。エスターは第2次世界大戦中のホロコーストを生き抜いて、

戦後アメリカに渡りました。50歳になってから、あの時代を語るために

独学で刺しゅう画という技法にとりかかり、36点もの作品を完成させました。

最初の数点はエスターの日常が描かれています。

川遊びをしたり、竹馬に乗ったりと子供らしい毎日があふれています。

ところが、ある日ナチスがやって来てエスターの世界は一変します。

そこから、どの刺しゅうにもドイツ兵の姿が描かれます。

エスターの働く畑の隣に強制収容所があり、いとことフェンス越しに再会する絵と

川近くの草地で牛の世話するエスターのすぐそばで強制収容所の若者が

ダム作りをさせられ、弱ると銃殺されていく絵が圧倒的な強さで迫ります。

爆弾が落ちたり、銃撃戦がなくても、戦争はすぐそこにあるという恐怖。

その後、ユダヤ人は全員駅に集まるようにという通達に、エスターは妹の

マーニャを連れて逃げることになるのですが、連れて行ってくれるはずの女の人には

裏切られ、助けてもらえるはずだった人からも到着して3日後には出て行くよう言われ、

ゲシュタポから逃げ続ける日々が始まります。

名前を変え、ポーランド人と偽るエスターですが、常にドイツ兵の影がつきまとい、

いつか見つかって連れて行かれるかもしれないというエスターの怯えが感じられます。

そして、戦争が終わり、エスター達は解放されるのですが、エスターはその後

ポーランド軍に入隊します。ドイツに向かうことになる絵では、ナチスの兵士が

木に吊るされ、地面にも多くの兵士が死んで横たわっています。

エスターの記憶の中の絵を忠実に再現しているだけなのでしょうが、

それだけに不気味さが増します。

最後に自由の女神見つめるエスターですが、知恵と行動力でホロコーストから

生き延びたエスターが語らずにはいられなかったものが、ひしひしと伝わってきます。

戦争、ホロコーストの残酷さ、死の恐怖とともに、

どれだけ自由を尊く大事に思っているかを伝えたかったのではないでしょうか。







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最終更新日  2007年05月15日 23時01分56秒 コメント(2) | コメントを書く
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