乗り越して上野原まで行ったのが過去最高の遠くです。
高尾なんて子供騙しに感じる場所です。
なにしろ山梨県です。
まさかそれ以上の場所にいくことがあろうとは夢にも思いませんでした。
猿橋って知っていますか?
大月の手前です。
富士山や河口湖まですぐです。
一時過ぎに降り立ちました。
東京駅の近くで飲んで、始発なことをいいことに、いつもは酔うと危険なので避けている大月行き最終の特別快速に座りました。
立川までぐっすり寝ていても起きるだろうという考えだったのです。
1回も目が覚めず、窓の外は真っ暗でぽつんぽつんと乗客がいる車両で目が覚めたのです。
水を買って自分をとりもどそうと努力します。
家に帰るためには三万くらいはかかります。
タクシーの人に尋ねました。
泊まるところありますか?
上野原まで戻ればあるよ。
かなりの距離なので諦めて家に電話しました。
迎えにきてよ。
場所がわからない。
諦めて朝まで駅にいるしかなさそうです。
さっきからうろうろしているもう一人の乗り越したような人に話しかけてみました。
朝までここにいたら死んじゃうよ。
あっさり否定されます。
今家から迎えがくるから上野原まで乗せてあげるよ。
助かりました。
こんな時に名刺入れを落としてもっていないのでちゃんと挨拶ができません。
お礼だけで別れました。
申し訳ない思いでいっぱいだけど、本当に助かりました。
上野原の朝は空気が澄んで霜柱がたっていました。
唯一のビジネスホテルは混んでいましたが、なぜか駅まで30分くらい離れているのでした。
列車で高尾まで戻ってくると、ああ東京に帰ってきた、近くまできたという感覚になるのが不思議です。
せめて高尾で降りたいものです。