
知らない作家の本を買う場合は、本屋さんで手にとっておもしろそうだと思って買うか、新聞や本の書評で見て買ってみるか、口コミで買うかです。
すごくマイナーなフリーペーパーに2Pに渡る書評が書いてあるのを読んで、全く知らない作家のエッセイを買ってきました。
穂村弘、知っていますか?
しかもこの人、短歌を詠む歌人です。
40過ぎの独身で一人住まいをしたこともなく、キャバクラにも海外旅行にも行ったことのない歌人にいろんな初体験をさせるという出版社の企画本です。
献血・占い・合コン・はとバス・父親・結婚式場などに挑戦し、独特の着眼でエッセイを書いています。
正直にふるまうだけで、おもしろい文章が生まれます。
はとバスに挑戦の時は、隣に座っているカップルを見て、この人たちは不倫だと断定します。
夫婦はバスの中で手をつながないそうで、しかも敬語ではなしているのが決め手だそうです。
ブライダルフェアに行くと、自分たち以外は肉体関係のあるカップルばかりだということに着目します。
言われてみると気付くけど、そんなこと普通気にするかなと思うことばかりです。
普段見逃していることも多く、視野が広がる話が多く楽しめました。
久しぶりにエッセイを読んだのですが、他の作品も読みたくなる作家です。
転落 2011.05.31
天使のナイフ @薬丸岳 2011.05.23
中学からの文庫 2011.05.09