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「琉璃」

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Sep 21, 2009
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■季節特集






 北京京劇院の主演俳優だった張春祥(49)率いる在日京劇団「新潮劇院」(東京都世田谷区祖師谷)が、10月公演で全編日本語の演目を披露する。老北京話(古典的北京語)を用いる京劇を、すべて日本語で本格上演するのは日中両国を通じ初めてといい、劇団の邦人俳優3人が演じる。意外に違和感の薄いせりふ回しが見ものだ。



 全編日本語の演目は30分余の『双背(そうはい)トウ(ともに腰掛けを背負う)』。そろって恐妻家の兄弟が「女房なんか怖くない」と見えを張り合うが、結局は鬼妻から尻たたきの仕置きを受けた腰掛けを背負わされて家を追い出され、互いに哀れな姿で遭遇する喜劇だ。



 「今では中国でもあまり上演されません。もちろん日本初演です」と春祥。



 演じるのはチャン・チンホイ(40)、張烏梅(35)の男性2人と、女性の張皎月(27)の日本人3人。



 チンホイは道化の「丑(ちゅう)」専門。春祥の紹介で北京京劇院の現役俳優に弟子入り、2年間修行を積んだ。帰国後、トニー谷のソロバン芸を正式に継承したコメディアンでもある。烏梅と皎月は、劇団の京劇教室参加をきっかけに、春祥が一から育て上げた。



 「日本で活動する劇団だから、伝統を壊さない範囲で日本語を使いたい」と、春祥はこれまでも、せりふのごく一部を日本語に置き換える試みを続け、観客の笑いを誘ってきた。「さすがに全編日本語はやりすぎと思ったけど、3人の強い希望で、新しい試みを決意しました。ボク自身も奥さんから『もっといい舞台に出て、しっかり稼いで』って、いつも尻をたたかれているし…」と苦笑いする。



 せりふの日本語化は3人と、その「奥さん」で通訳・翻訳家の延江アキコさんも協力。延江さんは「この演目では、女性の足を強制的に小さくする旧習の纏足(てんそく)も描かれている。京劇には派手な武劇や華やかな宮廷劇だけでなく、こんな庶民的な芝居もあるんです」と解説する。







 公演はほかに、暗闇で激しく立ち回る『三岔口(さんちゃこう)』に春祥と山東省京劇院出身の馬征宏(38)が出演。さらに三国志から張飛と馬超の一騎打ちを描いた『二将軍』も。両演目は老北京話で演じる。



 中国では京劇人気が薄れ、1990年前後から新天地を求めて来日した俳優や楽士が少なくない。(八並朋昌)



              ◇



 公演は10月10日午後6時から、東京都墨田区の曳舟文化センターで。前売り券はS5千円、A4500円。墨田区民は500円引き。申し込みは(電)080・3486・3352か、ホームページ(www.shincyo.com)。




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※この記事の著作権は、ヤフー株式会社または産経新聞に帰属します。
Yahooニュースより引用

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Last updated  Sep 22, 2009 04:28:15 AM


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