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2020.03.28

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」ブレイディみかこ著

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(91928)

カテゴリ：本　映画　ＴＶ　音楽　美術　など

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー [ ブレイディみかこ ]

以前から気になっていたこの本を電子書籍で読みました。
表紙のデザインも手にとってみたくなる。
今入力してみてブレイディみかこさんだと気がついたけど、ずっとフレディみかこさんと読んでたっけ。

イギリスでアイルランド人と結婚したみかこさんが、ハーフハーフ（ハーフ＝半分ではなく、ハーフが2つの方が、より良いということで）の子供といろいろな事を感じ考えていく本。

たまたま親がカトリックということで、地元の公立ではレベルと評判が高いカトリック小学校に通う事ができていたのに、その幸運を捨てて何故か評判の悪い底辺校の中学へ進学を決めた息子。

なぜだろう？
まずはその興味で先へと進む。

日本で暮らしてると、知る機会のないことばかりだよね～。
でも、日本の学校にもいじめや差別はあるもんね。
周りの人々を一人一人尊重しながら、自分はどうするか話し合う親子って、いいなー。
親が自分の考えを持っていないと、こんなふうには話し合えないなと思った。

子供が成人した今思い返せば、やはり「思いやりのある人になってほしい」と、その事を勉強の優劣などより大事にしておられたお母さんたちは一番大事なものを知っていたんだなと思う。

でも、ついつい勉強などの競争やら、進学の成功やらに右往左往して、そういう事を後回しにしてしまった・・・
それが一番残念だ。
それでもちゃんと思いやりのある子に育ってくれたけど、学校にいる間は私の悪い影響を受けて世間を見る視線が斜めになってたんじゃないかと思うんだよね・・・
私、周りに頼る人も居ずに必死だったから。

親戚もいない、友人もいず今ひとつ馴染めない土地での子育てがキツかった。
ママ友を欲したけど、結局は心が通じる友人がなかなかできなかったんだよね。

外国でイエローとして暮らすみかこさんは、それ以上のはずだけど、
ほんと、カッコイイなー。