バリ島ウブド 親泣かせ独身女奮闘記

バリ島ウブド 親泣かせ独身女奮闘記

2006年04月16日
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やっとコンピューターが修理を終え、帰ってきました。

心配してくださった皆様、誠に有難うございました。今日からまた頑張ります♪

本日は昔話をひとつ。。。

昨日の夜、『漁師』に10年来の友人が訪ねてきてくれた。

彼女と昔話に花を咲かせるうちに、ふと、大変お世話になった師匠の事を思い出した。

いくら感謝しても仕切れないほど沢山の事を教えてもらった人なのだ。

私にはホテル時代の師匠がいる。(もと上司である)

ホテル時代、人生で一番と言っていいほどきつい事も

この師匠の励ましと友人達の支えのお陰で乗り越えてこられたのだ。

(数年後その話をしたら師匠は「ボクは何もしていませんよ♪」と笑ったが。。。)

何度も仕事場で泣き、その度にハンカチを貸してもらった。

貸してもらったハンカチの数は、2ヶ月間で10枚を超える。

あのときの経験がなかったら、今の私のバリ島生活はなかったと思う。

うちの師匠はチームワーク作りと、人を生かす事の天才だった。

ホテルの中にたくさんのレストランがあり、私達がいたレストランは最下位。

それを、赴任後たった1ヶ月でスタッフは生きかえり、仕事への興味を覚え

数ヶ月目後には、今までで最高の売り上げを記録したのだった。

この快挙をホテル内では 師匠の苗字をとって「○○マジック」 と呼ばれていた。

まだまだ未熟者の私にとって

その時の光景と師匠のやり方は今でも私の『バイブル』になっている。

日本から遠く離れたこの土地にいても、何か問題が起きると

まず 「師匠ならどうするか?」 と考える。

色々な答えを探しているうちに 

ふっと、私が泣きべそをかいている時の師匠のいつもの言葉が思い出されるのだ。

「大丈夫。あなたなら出来ますよ! ボクは信じてますよ」

この言葉で私は泣くのをやめ「マジック」にかかる。

自信のなかった私、挑戦することに脅えていた私が、

いつの間にか『宝の地図を持った私』に変身する。

「私の中に、すでに答えは用意されていると師匠は言った。見つけよう!」

と考えるようになったのだ。

この心持ちこそ、師匠から私への最高の贈り物だったと想う。

現在、師匠は雪深い山の上に建つリゾートホテルの総支配人となっている。

きっとこの新しいホテルでも師匠の「マジック」は健在だろう。

この師匠の下で働いているスタッフ達は幸せだ。

なぜならこの人は「人を生かす」エキスパートなのだから。。。






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最終更新日  2006年04月16日 16時49分45秒


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