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2005年01月05日

お世話になったシスターが
主のもとに還られました

急遽仕事をお休みして
鎌倉にある　モンタナ修道院まで
ミサ形式の葬儀に出席してきました

１１月２３日　両親の結婚記念日の日に
マリナにお会いしたときは　元気なように見えたけども
後々泣き崩れた私の肩を支えて　シスターセリンは言いました

シスターマリナは　
癌でした
全身に転移していたけども
手術はせずに　自然に身を任せて

クリスマスのミサのとき
修道長にこう言ったそうです

「私はイエスの苦しみをもっと知りたいと願ったの。そしたら神は、私に沢山、苦しみをくれたのよ」

今思うと　絶対に弱音をはかないマリナの
最初で最後の弱音だったんじゃないかな　と思います

苦しみがある場所には真っ先に飛んで行く
誰よりも先に　

サンフランシスコでの２０年の活動
マリナは常に　苦しみのある場所に居ました

４年前に帰国後
食事も着替えも歩行も大変になっていたけども
自分のことは自分でなさっていました

とても強いシスターでした

素晴らしいシスターでした

シスターたちの葬儀は　普通なら密葬で行われるそうですが
生前関わった方たちが多かったマリナは
特別に葬儀が行われました

最後に
お棺をシスターたちが全員で囲んで　賛美歌をうたいました

１１月２３日
私が　両親にモンタナに行きたいって言わなければ
もう会うことなく　最後の別れになっていたと思うと
本当に　諦めずにいてよかったと思いました

両親は　モンタナ修道院で結婚した　２組目の夫婦です
信者でない一般としては　初めての夫婦でした

両親が結婚式を挙げた場所で
マリナは眠りました

イエスの苦しみを沢山背負って
８３年と１１ヶ月を生き抜いたマリナ

本当に　本当に　素晴らしいシスターだと思います

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