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Ryu-chan6708

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2006.05.11
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カテゴリ: 読書感想
 今週の「日経ビジネス」の「著者に聞く」コーナーでこの本の著者のインタビューがあり、この本を知り、購入した。
 このインタビューではネットの世界に住むようにして生活している若者世代と、ネットのネガティブな側面を強調する大人たちのとの対立、それは親子間、上司と部下の間に起こっている 「お互いに理解し合うことのない2つの別世界」 が生まれつつあることへの危機感が本書を執筆した動機であるとしている。
 梅田氏の若い友人がこの本を何冊も買って上司に配ったら、上司が 「お前たちが言っていることがようやく分かった」 といい、さらに続けて 「お前たちの説明が悪いから、これまで分からなかった」 と言われたとのこと。
 そして、ネットの世界に住むようにして生きる人たちを理解しなければ、企業は新しい価値を創造できなくなると思うとインタビューで述べている。
 氏のいう大人( リアル社会のエスタブリッシュメント )は、大企業幹部を想定しているのであろう。企業を渡り歩かないので、頭が固いという評価のようだ。
「古い日本」の脱却 のため、今のネットベンチャーを設立したとのこと。

 今日は、午前中、スポーツクラブでヨガ。外は雨なので、午後から雨読ということで集中して読む。ところどころ、読み返しながら、5時間ほどで読了。

 カタカナ語が多いが、論理が明快なので、一挙に読めた。「なるほど、ネットの世界はそういう動きがあるのか」と新鮮な情報を得た。

 まず、ウェブ進化とは単なるIT産業問題でなく、 情報革命 であることだ。最初 「インターネット」「チープ革命」「オープンソース」 という 「次の10年への三大潮流」 の説明があり、リアル社会では絶対成立し得ない 「三大法則」 に展開する。

 氏はわれわれがパソコンに向かい発信する 「こちら側」、 インターネットの向こうにあるグーグル、アマゾン、eベイ、ヤフーなどが扱う、目に見えないバーチャルの世界である 「あちら側」 と分けている。この区分はこの本を理解するときのポイントとなっている。


ロングテール Web2.0 の話も新鮮なものであった。

 プログにもふれているが、いわゆるプロの発信者(それで飯を食っている人々)との対立は将来考えられるが、当分の間は共存するであろうとのこと。もっとも、 中国ではすでにプログで既存の発信者であるプロの新聞が脅かされている (5月10日の日記参照)。
ウェブ進化論





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Last updated  2006.05.11 18:18:46
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