知的漫遊紀行

知的漫遊紀行

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

Ryu-chan6708

Ryu-chan6708

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Freepage List

2006.06.11
XML
テーマ: ニュース(96525)
カテゴリ: 歴史

「一系の天皇を戴いていることが今日の日本をあらしめたのであり、私はこのような尊い国が世界に一ヶ所ぐらいなくてはならないと考えていた。」 というのは、事実でないという記事が載った。これは 「アインシュタインの予言」 というのだそうだ。知的刺激をそそられ気になっていたが、そのままにしておいた。

  今日、調べて驚いた。 これはすでに昨年、2月から11月にかけて、インターネットの「萬晩報」で中沢東大教授が述べていることなのである。 教授はアインシュタインがそのような政治体制に関心がなく、おそらく、 ドイツの国法学者シュタインの誤解ではないかとしている。 そのままの内容が朝日新聞に載っている。これは月刊誌 「報知」 の昨年11月号の雑誌に掲載されたものであるという。

  そうなると、この朝日新聞の記事は2つの疑問が残る。

1つは、何故、半年以上もたって、ニュースとしてこれが載ったのかということである。ミスティリーである。

しかも、新聞記事はアインシュタインが天皇制についてほめたのは疑問視しているが、中沢教授が引用している 肝心のアインシュタインが日本文化を高く評価した事実を書いていない。

  彼が来日にした目的の1つは、 ラフカディオ・ハーンなどで読んだ美しい日本を自分の目で確かめてみたい――とくに音楽、美術、建築などをよく見聞きしてみたいという点にあった。
  その結果、 彼は日本人の集団主義、自然との一体の文化など、日本文化を高く評価しているのは事実。 これらは欧米がすでに失い、日本人はその後、次第に多くを失ったものであるが。

 したがって、2つ目の疑問は、 なんで、この独特な日本文化へのアインシュタインの高い評価を朝日新聞の記事はバランスよく報じなかったのか。 これもミスティリーである。

  ちなみに、 藤原正彦氏「国家の品格」 に似たような日本文化のすばらしさを外国の有名人が評価する記事があったように思ったので、まさかアインシュタインではないかと思い、さっと、また、目を通した。

 アインシュタインの言葉は発見できなかったが、最後に 「世界を救うのは日本人」 というところで、駐日フランス大使を努めた詩人の ポール・クローデル 「日本人は貧しい。しかし、高貴だ。世界でどうしても生き残って欲しい民族をあげるとするとしたら、それは日本人だ。」

  その後、経済成長で、貧しさを失うとともに、これら 外国の知性人が指摘した高貴を失ってきたのであろうか。 まさに「国家の品格」が問題になっているわけであり 、「世界を救う日本人」 は消滅しつつあるのか。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.06.11 09:48:16 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: