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Ryu-chan6708

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2006.08.16
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カテゴリ: 社会問題
A氏 :日本人として、戦争に負けた責任、特にムダな戦死者を多く出した軍部の責任というのはあるね。
 だからといって、 東京裁判のA級戦犯イコール日本の戦争責任者にするのは無理があるようだね。

:「中央公論」の9月号「『あの戦争』とリーダーの責任」特集の「戦争拡大へと駆り立てた陸軍の“下克上”連鎖」を読むと、 日中戦争は大佐あたりの独断専行色が強い
 政府のいうことを聞かない。
 いわゆる 下克上ドライブ だ。

A氏 :だから、 形式的には責任ある立場の人よりずっと下の地位の者やグループが実際に事態を動かしているので、欧米型の発想で正当な責任を追及しにくいね。

:ドイツの ヒットラー や北朝鮮の 金日成 権限と責任が一体化していると失敗したときの責任は明確だがね。

A氏 :何故、佐官級、尉官級が下克上したのだろうね。

:その背景に、第一次大戦の後の世界的な 軍縮 で、軍人が失業するおそれがあったこともあろうね。それに軍人だけでなく、 世界恐慌 による国民の不安もあった。

A氏 :それが軍人も民間人も「満州に」「大陸に」「南方に」と向く。
 一方、軍国主義も治安維持法で徹底的に反対者をたたく。
 北朝鮮のような軍事独裁だ。

:新聞も戦争をあおらないといけない。

A氏 :14日の朝日新聞の社説に戦時中の新聞も戦争責任があるといっていたね。

おかしいと思っていたけれど、時代の流れや空気でしかたがなかった 」というだろうね
銀座の怪人 」が指摘している当事者意識欠如だね。

A氏 :責任は時代の流れや空気かね。

:それは今も続いているね。
赤信号みんなでわたればこわくない

A氏
 社会保険庁のごまかし報告も全部そうだね。
 こないだ問題になった地方自治体の裏金もそうだね。
 みんなやっている。
 それを疑問視すると逆に「かたいことをいう」と仲間はずれされる。
 談合もそうだね。

私: 日本のシステムでは、本当に責任と権限が明確なマネジメントはあるのかね。
権限だけで責任はないのかも
 日産のゴーン社長は「 日本にないのはマネジメントだけだ 」と言ったがね。

A氏 :以前、日本製品がアメリカを追い越したときに、アメリカ人は日本に学ぼうとしたが、日本に調査に来て偉い人にポイントになる点を聞くと「 担当者に聞いてくれ 」と言われることが多いので驚いたという。
 タントウシャという日本語が一時、アメリカビジネス界ではやったそうだ。

:そのころ、視察でアメリカに行ったが、同時通訳の日本人が、ある高いビルを指し、「 汚職やスキャンダルであの上から飛び降りた大統領が4人いる。日本では皆無だ。自殺するのは課長か、秘書だ 」と言っていたのを思い出したよ。


A氏 :日本の伝統かね。

私: 大仏次郎の「 天皇の世紀 」に、井伊大老の下で外国御用掛の老中だった間部下総守の話がある。
 間部はイギリス公使と対談中、金銀貨幣の品位量目について質問されて、何と答えてよいかわからず、「 拙者は日本にて大名と申すものなり。かかる金銭のことは、御勘定奉行、外国奉行に聞いてほしい 」と、堂々と自分の無能を告白して平然としていられた。
 英国公使オールコックは思わず嘆息して、「 日本は羨ましいお国柄である。それで責任がすむとは結構なことだ 」と皮肉った。

A氏 :担当任せだね。

私: もちろん、下の実務をやっている者たちはその問題点をよくしっているから、外国局で同僚が議論して言い詰まると「 拙者は大名でござる。左様なことは存じませぬ 」と冗談に言って笑ったという。
 オールコックは指摘している。
幕府の高官が交渉の内容に自分の意見を持たず、向き合っているが、返事をするときになると、老中の後の方に一列に座っている部下の中から誰か一、二人が、いざり寄ってこう返事するようにと耳もとで低い声でささやく

A氏 :国会の答弁風景でよく見るね。
 責任権限が明確な欧米型の発想としては理解できなかったのだろうね。

:無責任は今もごろごろしているね。
現在の無責任を追及することが、敗戦責任を追及することになりそうだね。
 まずは、社会保険庁など公金が関係する官庁のスキャンダルからはじめるべきかもね。

それができるくらいの根性がなかったら、戦争責任追求はスローガンで終わりだね。





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Last updated  2006.08.18 06:53:33コメント(0) | コメントを書く


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