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A氏
サリン事件
以来、十年以上になるね。
私
:サリン事件は 1995年の3月20日
だね。
月曜日の都心の地下鉄のラッシュアワーで起きた。
俺の日記によると、午後1時に JR浜松町駅
に近いある会社のビルで打ち合せのため、横浜の家を午前11時に出たとある。
家を出る前にすでにテレビで盛んに報道されていたことを覚えている。
午後1時から打合せしていたが、何か外が救急車のサイレンの音とか騒然とした雰囲気であったように記憶している。
A氏:
浜松町なら、多くの被害者が 聖路加病院
を中心に収容されたようだから、近くだったんだろうね。
私:
最初は、そんなに大事件でないと思っていたので、打ち合わせ中でも話題にならず、1時間ほどで打ち合わせを終り、すぐに帰途についている。
帰宅したのが午後4時。
どのテレビもサリン報道で一色だと書いてあるね。
もし、午前中の打合せだったらやばいことになっている確率はあったね。
A氏
:どこにどういう危険があるのか、分からないね。
オウム真理教がサリン事件を起こしたというのが分かるのもかなり時間がかかったのだろう?
私
:このサリン事件の突破口は、 林郁夫
被告の自供がもとだね。
彼の自供がなかったなら、まだ、多くの真相は闇であったかもしれない。
一昨年(2004年)の3月6日の日記によるとTBSの特集番組は、この自白をめぐるドラマを2時間半ほどの長時間ドラマにして放映しているね。
確か、西田敏行が警部補役、平田満が林郁夫役だったね。
力作だったと日記に書いてある。
確か録画してあるはずだ。
A氏
:林郁夫はまじめで、評判のよい医者だったのだろう?
私:
林郁夫は実に理想的な医者の道を40才台まで歩んでいた。
このTVドラマによると、父は開業医であったので、子供のときの林郁夫は、毎月、保険の請求書にハンコを押すのが楽しみであったという。
ハンコを押すたびに、父がこの人を救ったと思っていたという。
A氏
:そして、実際、名医として、自らも多くの人の命を救うんだろう?
私
:しかし、現代医療の限界に疑問を持ち、真面目に悩むに従い、宗教に向かう。
そこにオウム真理教があった。
真面目な医師にとって不幸な出会いと言うべきか。
真面目なだけに、マインドコントロールが解けると、オウム真理教の 真の姿も真面目に語ったことになるね。
その点で、この人がオウム真理教にいたこと自体に大きな意味があったことになる。
その真面目さを考え、自白にまで持っていった人間味ある警部補も、この歴史的な事件のドラマには欠かせない要素だろうね。
林被告は、この自白のため死刑を免れ、無期となるが、毎日、被害者の慰霊を礼拝しているという。
A氏:
「バカの壁」の著者の 養老孟司
氏の母親は、開業医だそうだね。
その母親は「 一人前の医者になるには、何人か患者を殺さないといけない。」
と言っていたという。
教授が大学の同級生のほとんどが医者になったのに、解剖学で大学に残った1つの原因としてこれがあったようだね。
私
: 両者とも、医者を親に持ち、その影響か、医学の道に進んだのだが、どこかの岐路で、大きく分かれているんだね。
結果論だが、どうも、 林被告のほうがきれいな理想追求型でありすぎたような気がする。
純粋培養型だね。
養老氏のほうがさめていたようだ。
それはやはり、 養老氏が敗戦後、教科書に墨を塗った教授の敗戦トラウマのせいであろうかね。
容易に理想主義者になれない心理だろうからね。
A氏
:養老氏が東大医学部で教えていたとき、オウムの学生から「 オウムでインドから行者をよんで、水中に1時間いる行をやるから見に行かないか
」と誘われたという。
人体は水中に5分ともたないことは医学の常識だから、養老氏はバカらしくて行かなかったが、その学生は当然医学常識を持ちながら、そういう非合理を信ずることが不思議だといっていたね。
私
:有名な話だね。
現実と理屈が分離するんだね。
純粋培養型
なんだな。
A氏
:イプセンの「女の一生」にあった言葉だろうか。
「 人生は思ったほどよくもなく、悪くもない
。」のだろうね。
私
:ところで、松本被告本人の釈明もなしで、裁判が終わるというので、また、議論がもめているね。
しかし、裁判を延ばしても、もう、松本被告からは何も期待できないのではないのかね。
後は、われわれの思考力に委ねられているのだろうね。
それにしても、まだ、解けない謎は、オウム真理教の 村井氏刺殺
の意味と 国松警察庁長官銃撃事件
の犯人だね。
このミステリィは解明されずこのまま忘れられる運命かね。
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