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Ryu-chan6708

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2006.09.23
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テーマ: 戦争反対(1248)
カテゴリ: 読書感想
私: この日記で著者は登場
 司馬遼太郎の「 坂の上の雲 」で日露戦争の旅順の203高地について疑問があった点を著者がたまたま、「文藝春秋」で述べていたことでミスティリーが大分解けたからだ。

A氏 :28サンチ砲を移動したとき、セメントがどうして早く乾くようになったかだね。

:この本は、2000年発行で著者は当時39才とある。
 数年前のものだが、図書館で借りた。
 氏は、 日本は核兵器をもつべきだという意見だね

A氏 :それで題名が「武侠都市」なんだね。
武侠とは軍事を重んじ、男気がある

:著者によるとヨーロッパの都市は、 要塞都市 であったという。
 そして、 市民が戦士となって都市を守ったという歴史がある
だから、 ヨーロッパのサッカーは都市対抗 だね。

A氏: 日本だって、都市対抗野球はあるよ。

私: あれは 経済的な企業城下町対抗 だよ。
 ヨーロッパの武装都市に対して、広島、長崎、東京の犠牲は都市戦闘文化がないために、戦争では無防備による損失をこうむったという。

A氏 :戦国時代に 堺の町 がそうであったのではないの?

私: 金の力で浪人などの傭兵を用いたと 言い、市民自らが武装した西洋中世の「自治都市」「自立自由都市」とちがうという。
 だから 西洋では市民とは「戦闘員」のことだという
 奴隷は逆に戦闘員でないからハッピーだったという。

A氏 :武田信玄の「人は石垣、人は城」か。

私: はじめに武侠心のある市民がいて次に城があるのだ。

A氏 日本の都市は城壁に囲まれていないのかね

大陸と地続きでなく、海で囲まれたいたせいか、歴史的に町がある軍勢に攻略されて、住民が全員虐殺されたり、奴隷の身分に落とされたりされる歴史的経験がなかったんだね。

A氏 :ヨーロッパ大陸の歴史は殺伐たる戦争の連続だからね。

私: だから、日本人に分からないような復讐心が強いというわけだ。
 これが 外交にもあらわれる
 これは中国も同じであるという。
 ただし、中国では市民は育たず、これは王侯以外は奴隷という制度が都市によって強化されたからであるという。

A氏 :しかし、そういう日本国民も明治維新で徴兵制度がしかれ、一般市民が戦争に行くようになるね。
 だから、 伝統的に武侠市民でない、本当の市民が戦争に行くようになったのが日本軍の問題点 だというわけだね。

私: 著者は司馬遼太郎が「坂の上の雲」で203高地の 乃木大将の評価が低いのには反対 だね。
 むしろ、 ロシアの堅牢な要塞を1万5400人の戦死者で陥落させたことは抜群の戦さ上手だという
 その原因は日本陸軍が第一次大戦で 地獄の塹壕戦 を経験しなかったことだというね。

A氏:1万5400人で驚くなということか。
 昭和の戦争はどうなんだろう?

:日本の軍隊のだらしなさに対する反論なんだろうが、 今の会社だって良い上司がいたり、悪い上司がいるように、軍隊は国民のサンプルであり、写し絵だという

A氏 :軍隊は作戦が失敗すると多くの死者を出したり、国を失ったりするから、 一般の会社と違うと思うがね。
日本は第一次大戦の空白もあるが、国民性として歴史的に組織的な近代戦争下手なんだね。
 津本陽氏が言うように 戦国時代 はわからないがね。
 それから昭和の戦争は侵略だったのかね?

:国の権力は安全・安価・有利と思われれば発動されるから、 ある隣国を侵略し民間人を殺し、町を焼くことが日本のそのときの国権を維持し日本の将来を増進してくれるならすればよいという考えだ

A氏 :だから、 欧米はかっての植民地国に対して国として謝罪していないというわけか

:著者の言う欧米人の「 二段構え 」という見方は興味があるね。
 一つは「 良心 」で 人間性善説 につながり、無差別で想像的な理念・信仰をいう。
 もう一つは「 良識 」で 人間性悪説 につながり、悪は法で縛るべしという考えで、国民ごとの歴史的なひどい体験と不可分だという。
 これと マッカーサー憲法 と関係があるね。
 この憲法の前文は「良心」だ。
 しかし、現実の世界には悪い国もいる。
 それに対する「良識」がこの憲法にない。
 放置していると、 非現実的な憲法のままで平気な神経になるという

A氏: 鈴木孝氏 が言っていたね。
 ユートピアは「理想郷」でなくて、「 存在しない場所 」が本当の意味だそうだ。
 現実的に考えると、平和憲法発布の後、すぐに朝鮮戦争が起こる。
 最近では北朝鮮のミサイル問題があるね。

:本来、ある考えで作られた国家があり、そのテストされた考えに基づいた憲法がある。
 それが 戦後憲法は先に憲法ありきだね
 著者は、 平和憲法と安保のセットは、日本国民の武侠心をゼロ にしているという。
 歴史的に日本は武侠心が乏しい上にね。
 そして、 安保でアメリカが守ってくれるという完全な保証はないという。
 むしろ、アメリカを敵になることも考えるべきだという。

A氏 :食糧一つとっても日本は安全でない。

:世界的に人口が減少するという見通しがないかぎり世界に平和が訪れないという。

A氏 :「美しい国」は、どうなるのかね。
 武侠の国でもあるのかね。

:欧米の殺し合いの歴史からの武侠心がグローバルスタンダードになり、日本がそれにしたがわないと国際的に生きていけないのだろうかね。
 だから、203高地で多数戦死者を出してもすぐに驚くようではダメだということか。
 自衛隊は、例えば、韓国のような軍隊になるのかね。
 韓国は確かイラクに千人単位の軍隊を派遣しているのではないの?
 この著者の視点からすると、ますます、先の見えない時代になりそうだね。





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Last updated  2006.09.23 08:46:18 コメントを書く


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