知的漫遊紀行

知的漫遊紀行

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

Ryu-chan6708

Ryu-chan6708

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Freepage List

2006.09.26
XML
カテゴリ: 社会問題

私: 小林慶一郎のディベート経済欄 」で 「『脱デフレ』と残る課題 」で「 賃金と雇用のゆがみ 」を正さないと、デフレの再来防止に問題ありとしているね。

A氏 :おれも格差問題に賃金と雇用問題がからんでいるという 君の日記 で、アンテナを張っていたので読んだよ。

私: 物価以外の面で景気回復が続いているのに、 物価の下落は止まらない
 景気回復が続いていても 実感が乏しい
 こうした景気回復の弱さの背景にある問題は、 賃金が上がらないことだと

A氏 :賃金が上がらないから 消費が思ったほど伸びない
自動車も格差の2極化を示しているのか、軽自動車と高級車が良く売れ普通車は売れない。
景気回復が力強さに欠ける

私: 大企業の収益が向上しているのに、賃金が上がらないということは格差の原因にもなっているね。
 小林氏は、バブル崩壊以降、「 労働投入のゆがみ 」を示す指標が増え続けていることがわかってきたというが、ちょっと具体的な説明がないね。

A氏 :後半で 非正規社員の問題 など、様々なゆがみが出てきていると述べていて、 正社員の利益を守るだけでは、このゆがみは構造的に続くかもしれないとしているね

:そうだね。
俺の日記 のようにバブル崩壊以降、リストラなどを通じて、 派遣社員の増大 社内外注(偽装請負)の増大 外人労働者の増大 などが急速に進んだ。
 すべてコストダウン、利益捻出のためだ。
 それが「 労働投入のゆがみ 」の主な具体的な内容だろうね。

A氏 :そう言われるとよくわかるね。

市場の回復をさらに進めて、「労働投入のゆがみ」を解消することが必要だと言っているね

A氏 :それは 格差拡大の解決 にもつながると言っているね。

私: とにかく、電気関係の松下、キャノン、シャープなどの大手企業の非正社員が半分近いというし、自動車も部品メーカーなど底辺企業になるとその問題が多いね。

A氏 :君は、前の日記で製造業の経験から「 労働投入のゆがみ 」は単に景気回復、格差問題だけでなく、 仕事の質の低下 品質・サービスの低下 安全の低下 、「 物づくり」の能力の低下 にもつながると指摘しているね。

:「 会社は誰のために 」(文藝春秋社)でキャノンの御手洗会長との対談している 伊藤忠商事丹羽宇一郎会長 は、9月11日号の日経ビジネスで 「『 唯金論』に侵された日本 」というエッセイを載せているね。
経営者の関心が利益を出すための効率に向きすぎた結果、正社員の雇用を最小限に抑え、パート・アルバイト、派遣などの非正社員を増やす企業が増えていると批判している

A氏 :しかも、 十分な教育をしないで正社員なみの仕事をさせる
 仕事の質が悪くなる。

:サービス業ではサービス低下につながる。
流れるプール事故 なんかの下請け丸投げなどの背景にはそれがあるかもね。
 丹羽氏は、さらに「 唯金論」から脱するための教育の重要性を説いているね
 バブル崩壊から15年。
 「唯金論」に振れすぎたブランコを元に戻すには、 それと同等以上の期間が必要だろうと氏は言う。
 本当の景気回復までそれくらいかかるのかね。

A氏 :そうなると「労働投入のゆがみ」の修正にもそれだけ時間がかかるのかね。
 それでは一世代を犠牲にするから遅いのではないかね。

:「 会社は誰のために 」の本でのキャノンの御手洗会長との対談は、企業の成功者としての対談だね。
 しかし、キャノンが、正社員が少ないという構造で利益を出したとすると、丹羽氏の言う「唯金論」の成功ではないのかね。
大局で見て成功といえないのじゃないかね。

A氏 :なるほど、「会社は誰のために」でそれを論じて欲しかったということか。

:「会社は正社員のため」だけでなく 、「 労働投入のゆがみ」のない状態で利益を出すことで良き経営者が評価されるべきではないかね
 丹羽氏も日経ビジネスのエッセイでは「 だからこそ、経営者の仕事は重いのだ 」と言っているがね。

 早稲田大学大学院教授野口悠紀雄氏は「 日本経済は本当に復活したのか 」(ダイヤモンド社)で 経済の基本構造において将来に明るい兆しはないとしているね

A氏 :大企業の収益は回復しているのではないの?

:教授によると利益が回復したのは 自動車や家電を中心とする旧来型企業 で、それも 国民の家計の多大な犠牲 があったからだという。
 独自の分析をしている。

A氏 :これらの業種は、君がいう正社員の比率が極端に少ないね。
非正社員の増大は賃金格差となり、彼らの家計を犠牲にして利益を出していることになるのかね

:小泉構造改革は、旧来型の仕組みの延命処置に過ぎないという厳しい批判だね。
「唯金論」を脱していないのかもね。
 丹羽会長の言うように経営者のさらなる努力を期待したいし、阿部内閣も格差をいうなら、この観点からしてもらいたいね。

会社は誰のために

日本経済は本当に復活したのか





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.09.26 07:00:48 コメント(5) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: