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Ryu-chan6708

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2006.10.27
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カテゴリ: 映画

NHKの「硫黄島戦」のスペシャル を見てから、思いかけず、クリント・イーストウッド監督の 父親たちの星条旗」街道 に踏み込んだな。
 今週からいよいよ ロードショウ が始まるね。

A氏: 君が硫黄島の戦いは映画にならないだろうと言っていたがね。

本当の悪夢 は思い出したくないからね。
 それでどのようにこれを映画にするのか興味をもったんだが、インターネットではいろいろな情報が出ているね。

 それをみるとこの映画は変わった編集をしているのがわかったよ。

A氏 :やはり、一筋縄ではいかないテーマなんだろうね。

:題名の「父親」とあるように、硫黄島で戦ったヒーローの息子が書いた「 硫黄島の星条旗 」を原作にしているんだね。

A氏 :例の「 プライベイト・ライアン 」のスティーブン・スピルバーグ制作だね。
 あの硫黄島の摺鉢山にアメリカ国旗を揚げる掲げる写真は、かなり前にみた記憶があるね。
 有名な写真でピリッツァー賞かなんかもらっているのではないの?

硫黄島の星条旗


私: この映画は戦闘のシーンとこの国旗を掲げた6人の英雄をアメリカ国家が利用するシーンとこの英雄の個人的な姿を描いているようだ。
 戦闘シーンには日本兵は登場しないという。

A氏

:そして、ようやく3人が語るドキュメントだね。
 一人は語るにつれ自然に嗚咽した。
 この「父親たちの星条旗」も実はアメリカ兵でも同じことがあったことが、いろいろな情報で分かったよ。
摺鉢山にアメリカ国旗を揚げる5人の海兵隊員と1人の海軍兵士の写真 」がもとだが、生き残ったのは3人で、これがこのエピソードのもとになっている。

A氏
 どこへ行っても熱烈な喝采を浴び、国民的英雄として祭り上げられる。

私: しかし、英雄扱いされればされるほど、彼らの苦悩は深くなる。
 そして、あの凄惨な戦いでの胸を引き裂かれるような恐ろしい記憶に悩まされる。
 酒におぼれる人もいる。
そのひとり・著者の父は終生、硫黄島の過去を息子に語らなかった
悪夢だからだ。

 子供がその父親の沈黙を語ろうとしたわけだ。

A氏 負けて生き残った日本兵にも口にしたくない悪夢。
勝って生き残ったアメリカ兵にも口にしたくない悪夢。
 クリント・イーストウッド監督は「父親たちの星条旗」でアメリカ側の悪夢を描こうとしたわけだ。

:その腕前を見たいね。
 それにしてもインターネットを見ていたら、若い女性がこの映画の試写を見て戦争のすごさを感じたとあった。
 ところが、ビックリしたのは「 硫黄島はどこ?硫黄が出るの ?」 とあったことだ。
 もう、世代が違うんだね。
 早速、疑問に答えるコメントがついていたがね。

A氏 :修学旅行で硫黄島に行くべきかもね。
口に出せない悪夢でもやはりときどきは思い出すべきではないの?

:うーん。
 クリント・イーストウッドも俺とほぼ同じとしだがね。





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Last updated  2006.10.27 06:21:14
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