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Ryu-chan6708

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2008.01.06
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カテゴリ: 歴史

図書館 1月8日まで休館 で、借りた本は「 オッペンハイマー 下巻 と他に1冊だけの計2冊だ。

A氏 :なんで、「 オッペンハイマー 」は 下巻 から借りたの?

:わからないが 上巻の予約者 のほうが多くて、 下巻のほうが早く俺の順番が来たんだ。
しかし、 下巻 のほうは、 日本への原爆投下 から始まるから、「 世界を不幸にする原爆カード・ヒロシマ・ナガサキが歴史を変えた 」の 知的街道 には丁度いいね。

A氏 オッペンハイマー は、「 原爆の父 」として アメリカのヒーロー となるが、 原爆の怖さ を知っており、 早期に情報を公開し国際管理下に置くことを提唱 しているね。

:しかし、 原爆を外交カードに使うトルーマン大統領 にはそれが理解できず、その後、世界の人は 抑止力に頼る原爆競争 に悩まされることになる。
オッペンハイマー は、原爆は安いコストでできるようになるから、 テロリストの使用も可能 だとして、まさに、現在を正確に予測していたね。

A氏 :「 世界を不幸にする原爆カード・ヒロシマ・ナガサキが歴史を変えた 」ではトルーマン大統領の資質の問題をとりあげているね。

:この本の最初のほうで、 1945年10月25日 オッペンハイマーが米大統領執務室でトルーマン大統領に最初に会ったときの興味あるエピソード が紹介されている。
パターソン長官 による紹介後、3人は着席した。
トルーマン 原子力の管理権を永久に軍に委ねるとした法案が議会で可決 されるよう、 オッペンハイマーに応援 を求めた。

A氏 オッペンハイマー は、国際管理を考えていたので、大統領と基本的な考えが違うね。

:会話の途中で、 トルーマン は突然、 ソ連はいつ自前の原子爆弾を開発すると思うか、とオッペンハイマーに尋ねた
オッペンハイマー は「 分かりません 」と答えた。
トルーマン は自信を持って私は知っていると言った。
  「 彼らは絶対に開発できない

A氏 :実際に、 4年後にソ連は原爆を開 発し、 オッペンハイマー が予測していた通りに50年余にわたる核爆弾の競争が始まるね。

オッペンハイマー トルーマン の無理解さに心臓が飛び出す思いがしたという。
 オッペンハイマー は言った。
  「 閣下。私は手が血で汚れているように感じます

A氏 トルーマン は怒っただろうね。

:このコメントは トルーマンを怒らせた
   後に伝えられた話では、 トルーマン は「 私は彼に、血で汚れているのは私の手だ。君は心配しなくてよろしい 」と言ったという。  
  一説によると「 気にするな。洗えば落ちる 」とも言ったともいう。
  もう一説によると、 トルーマン がハンカチを胸ポケットから引き出して、 オッペンハイマー に「 さあ、これで拭くかい?」 と言ったともいう。

A氏 :会話は決裂だね。

:気まずい沈黙が流れ、トルーマンは立ち上がり、会談は終わったという合図をした。
 二人は握手をした。
  その後、 大統領 がつぶやくのが聞こえた。
  「 手に血が付いたって?ちきしょう。俺の半分も付いていないくせに!ぐちばかりこぼして歩くな

大統領 は後に ディーン・アチソン に「 俺は二度とあの野郎に、このオフィスで会いたくない 」と言ったという。

A氏 :しかし、「 血が付いた手 」という言葉は、トルーマンの心に深い傷を与えたろうね。

私: 大統領はよほど、この「 血が付いた手 」が気になって忘れることができなかったようで、 半年くらい後のアチソンへの手紙 で、 オッペンハイマー のことを「 私のオフィスに来て、話の間ずっと手をもみながら、原子力を発見したために 手が血だらけ 、とぬかした泣き虫科学者」 と書いているという。

オッペンハイマー のこのような性格や 寸鉄人を刺す言葉と冷戦 が「 原爆の父 」の後半生を不幸にしたようだね。

 明日は、その後半生にふれよう。






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Last updated  2008.01.06 14:52:16
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