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私
:今朝の朝日新聞の「 ザ・コラム
」欄に 大久保真紀編集委員
が書いてある記事を読んで驚いたよ。
ひどい 国家の詐欺
だね。
1956年から59年
にかけて 日本政府
は ドミニカの優良農地を無償譲渡
するということで 移民の募集
をした。
大規模農業
を夢見た人たちが、田畑や財産を処分して、 鹿児島、福島、高知、山口県
などから 新天地
に向かった。
A氏 :記事によると 249家族 、 1319人 が移住したんだね。
しかし、 待っていたのは石ころの山、塩の砂漠、乾燥した荒れ地だった 。
土地はもらえず、 生活は苦難 を極め、 自殺者 も 10人 を超えたという。
私
:その後、大半は帰国したり、ブラジルに転住したが、 残った 47
家族
が今、 約1千人
の 日系社会
を築いているという。
政府による詐欺行為に対して、
現地の大使館に交渉したり、何度も来日して政府と交渉したりした
。
A氏 : 無視する政府 に対して、 移住者 は 2000年 損害賠償 を求めて 提訴 した。
2006年6月 に 東京地 裁は 国の責任を全面的に認める 一方で、 20年以上経 ったので、 請求権は消滅 したということで 棄却 となった。
移住者 は「 祖国とは何か、自国民をだまし、苦しめ、殺すのが祖国なのか 」と悔しがる。
私 : ところが政治が動く。
判決内容
を聞いた当時の 小泉純一郎
首相
は、「 実質敗訴だ
」とし、 国の謝罪を閣議決定
し、 見舞金の支給
を決め、「 政府として率直に反省し、おお詫び申し上げます
」という極めて珍しい 首相談話
が出た。
原告は控訴を取り下げた
。
A氏
: 移住者
を支援してきた 自民党参議院議員の 尾辻秀久
氏
は、 首相談話
を出す際、小泉首相に「 きちんと謝ってください
」と言ったという。
最初「 遺憾
」という表現が、 率直な謝罪
に変わったという。
尾辻氏
は「 普通の総理ならああは書かない
」と言ったという。
私 :この 首相談話 で 現地の大使館 や 国際協力機構(JICA )の対応が 百八十度変わる 。
しかし、まだ、 優良な農地は譲渡されていない 。 移住者 はこれからさらに交渉を続けていくという。
記事を書いた 大久保氏
は、 荒れた現地
に立ち、 流れる涙
を止めることができなかったという。