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A 氏 日産の完成検査の不正問題 が起きたと思ったら、今度は 神戸製鋼で同じく検査の不正が発覚 したね。
日産の問題
は、正規の 有資格検査員
がすべきところを 資格のない検査員が行い、かつ、検査した証明を示す、氏名の欄に有資格者の印章を借りて捺印するという書類偽造
をしていたのが問題になったね。
私 :今度は、 アルミ や銅製品の一部で強度や寸法などを偽って出荷しており、 顧客と契約した品質規格を満たしていなくても合格とした問題 のようだね。
昨年、起きた三菱自動車の燃費テストデータの偽造 と似ているね。
A 氏 :今回は記事で「 品質管理」 の不祥事 として、 「品質管理」の言葉 が正面にでてきたね。
君の言う通り、 品質マネジメントシステムの国際規格ISO9001が関係する だろうね。
私 : 神戸製鋼 は、 サイト で、「 品質保証・品質管理への取り組み」という項目 で次のようにある。
「 神戸製鋼グループでは、お客様にご満足いただける製品を提供するために、品質マネジメントシステムの国際規格『ISO9001
』の認証を取得し、品質保証・品質管理への取り組みを行っております
」。
昨年の三菱自動車の燃費データ偽造でも同社がISO9001の認証を取得
していることをこのブログの 「
三菱自動車の不祥事とISO9001
」
でふれている。
A 氏 : 神戸製鋼 は 1年前、グループ会社でばね用ステンレス鋼線の強度偽装の不祥事が起きたばかり。
不正は本体を含む「組織ぐるみで常態化」していたことになり、信頼性は損なわれ、経営責任 が厳しく問われる。
私 : ISO9001 では、一旦、 問題が起きたら「是正処置(再発防止)」を要求 しているね。
その「是正処置」の内容が甘かった んだね。
8日に記者会見した梅原尚人副社長
は、「 実際に手を下したり、黙認したりしていたのは管理職を含めて過去1年間で数十人
」と語り、「 組織ぐるみか
」と問われ、「 はい
」と答えたという。
副社長
は、 昨年の不祥事発覚
で、「 一気に是正すると影響が大きく、踏み切れなかったようだ
」と説明し、 再発を防ぐ取り組みが不十分だったと認めた形
だという。
しかし、今度も、 同社の技術レベルが問題になったのでな
く、 検査がルール通り行われなかったというカネのかからない管理者のマネジメントの問題
だから、「 是正すると影響が大きく」というのは、おかしな弁明
だね。
これでは、ISO9001が要求する 効果的な「是正処置」 は期待できそうにないね。
経営責任について副社長
は「 経営陣も、もちろん責任を考えていく
」とした。
A 氏 : マネジメントの問題は必ず、最後はトップまで行く ね。
不正の発覚は、今秋の「社内監査」を控え、工場での自主点検で見つかり 、 副社長 は「 かなり古い時期から(不正が)あった 」とも話したという。
10年前から改ざんが続いているケースも確認され、常態化の可能性を認め、今回、検査回数を少なくする手抜きも発覚 。
私 : ISO9001 では、 外部の審査機関による審査 に対応して、会社側で自主的に行う「 内部監査 」というのがあるが、 記事では「社内監査」としている ね。
出荷先は約200社
で、 品質軽視の組織ぐるみの不正は、日本のものづくりの土台を揺るがしかねない
と記事はいう。
A 氏 :ただ 救い なのは、「 品質は工程でつくられ、検査でつくられない 」から、 工程の技術力がしっかり していれば、 日本のものづくりの土台を揺るがしかねないということはないだろう。
私 :要するに 日本はマネジメント力が現場の技術力に比較すると、国際水準でない ということで、 アンバランス だね。
顧客に納入前に作る検査記録
は、「 この製品は良品です
」という 顧客に対する「説明責任」ためにある
んだね。
「 説明責任」がピンとこないのは記録軽視で日本人的 だね。
このブログの 「説明責任はどこへ」 に書いたように、 政治の世界でも森友学園、加計学園問題でも同質の問題が起きている ね。