りゅうちゃんミストラル

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2006.07.04

広島女児殺害事件で無期判決

テーマ：ニュース(95840)

カテゴリ：社会問題

この事件で広島地裁の判決は無期判決だった。

ヤギ被告に無期判決　広島女児殺害事件（asahi.com）

こうした事件では、「無期懲役はすぐに社会復帰するので意味がない」という意見がある。
以下の意見は、無期懲役が終身刑に近づく現実を示している。

「一生をもって償わせるのが相当であり、仮釈放は可能な限り慎重な運用がなされるよう希望する」
（上のリンクから引用）

最近、凄惨な事件では厳罰化が進んでいる。
それは社会が求めているからということもできる。

しかし、「死刑でなければいい」という安易な考えであるなら批判されなければならないだろう。

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追記

kintyreさんよりコメントをいただいたのでここで返信する。

＞無期懲役と言っても１０年も経たないうちに出てきますから、両親の感情としては「無期＝無罪」との思いでしょうね。
裁判長がもし自分に７歳の娘がいて、むごい殺され方をされて「無期懲役」で満足出来るのか聞いてみたいです。
ヤギ被告は「悪魔そのもの」ですよ。

記事にも書いたように、この判決には以下の意見が添えられている。
「仮釈放は可能な限り慎重な運用がなされるよう希望する」
また、現在は無期懲役といっても厳罰化の波があり、「１０年も経たないうちに」社会復帰するとは限らない。
そして裁判長は判例を無視できない。
もし個人的な判断で裁判所が量刑を出したら、それこそ怖い。
また被告の犯した罪は「悪魔そのもの」かもしれないが、それは今のこと。
今後も「悪魔そのもの」であるかどうか誰にもわからない。

この件については、以下の記事にも書いた。

未成年の死刑と環境

凄惨な事件を起こした人も、反省することがある。
そして犯罪は環境が大きく影響している。

私は今でも思う。
上の記事で紹介した 永山則夫 と 島秋人 がもし今でも生きていたら。
被害者家族は怒るだろうが、凄惨な犯罪の減少に役立ったのではないか？
だとしたら死刑にするよりも「生きる意味」があったのではないか。

何より私は 死刑に期待する自分 が怖い。

この広島地裁の判決は死刑適用についての 「永山基準」 が参考になったとのこと。　
被害者が一人では死刑にしないという日本の刑事裁判の姿がここに見える。

関連記事

即刻、控訴をせよ検察。ヤギは死刑だ。

↑今回の判決を厳しく批判している。
正直、こうした意見は多いのではないか。
各ブログの意見を読むとそう感じる。

広島女児殺害事件、被告は無期懲役

↑この判決について疑問を投げかけている。
やはりこの判決を疑問視する人は多いようだ。

裁判官も仲間ですか？

この方も判決を批判している。
以下の記述がすごい。

＞何故、人を殺して無罪も同様な無期懲役？

↑この方の中では「無罪＝無期懲役」という図式になっているのか？
私には理解できない論理だ。

広島女児殺害事件と、司法じたいを愚弄する浅はかなルーティンワーク

以下の意見はブロガーとして参考になる。
私も気をつけなければ。

＞普通ごく一般人がブログにおいてこうした社会的事件で何か感想を漏らすといのは、それが専門的知識に裏付けられていようがいまいが確かに自由ではありますが、常識を超えた悪趣味なブラックジョークのようなものであったり、また司法じたいを馬鹿にしたような浅はかな意見というものは単にアクセス稼ぎのネタなのかもしれませんが、著しく見苦しいと思います。

広島小１女児木下さん殺害事件判決について

おかしい！変だ！

判例関連

判例とは何か

判例（Wikipedia）

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