りゅうちゃんミストラル

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2006.10.12
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カテゴリ: 読書
ノーベル文学賞
受賞が期待された 村上春樹 ではなかった。

村上春樹氏 ノーベル文学賞ならず(デイリースポーツ)

正直、このニュースにほっとした。
春樹にノーベル賞は似合わないからだ。
私の記憶が正しければ、彼は文学賞が欲しいとは思っていなかった。
何かでそのように書いてあるのを読んだ。
また、以下のページではこう書いてある。

村上春樹は何か賞をとっていますか?(教えて!goo)

>「芥川賞を取っていたとしたら、面倒くさいことになったと思う」 (1991年「村上春樹ブック」の中で)

さらに言えば、春樹はノーベル賞など取らなくてもすでに評価されている。

私も「受賞が期待された」と前に書いた。
だが本当に春樹の受賞を期待していた人はどれだけいたのだろうか。
実は「期待している」という自分に酔っていただけだったりして。
人の期待などその程度のものと私は考えている。

やれやれ


芥川賞 直木賞 の受賞を考えても、私には文学賞の価値がよく理解できない。
金原ひとみ を例に、私は以下の記事を書いた。

「蛇にピアス」は評価に値しない!

直木賞の 宮部みゆき も、私には受賞の意味がよく理解できなかった。
彼女は平成10年下半期(第120回)「理由」で受賞したが、どうしてこの作品なのか。
今でも私にはまったく理解できない。
受賞した時には「どうして今になって?」という感覚だった。
直木賞が対象としているのは「新人による大衆文学作品」だ。


本当に優れた作品を書きながら評価されない人がいたら文学賞も意味がある。
その視点で言えば現在の芥川賞、直木賞は「商業主義的」と批判された時よりひどくなっている。
金原ひとみの受賞でもわかるように、結局「話題作り」でしかない文学賞に価値はない。

私は今まで春樹の小説を多く読んでいる。
「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」「ノルウェイの森」
「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」「ダンス・ダンス・ダンス」
「国境の南、太陽の西」「ねじまき鳥クロニクル」「スプートニクの恋人」「海辺のカフカ」
「中国行きのスロウ・ボート」「カンガルー日和」「蛍・納屋を焼く・その他の短編」
「回転木馬のデッド・ヒート」「パン屋再襲撃」「TVピープル」「神の子どもたちはみな踊る」など。
「アフターダーク」はまだ読んでいないものの、彼の作品はほとんど読んでいるといってもいい。

彼の作品は表現しにくい。

だから人は彼の作品を読んで安心する。
それを難しく考えている人が多いようだ。

私が彼の作品で覚えているのは不思議な安心感だけだ。
だからどの作品がどうだったのかなど深くは覚えていない。
覚えるつもりもない。

小説を書く側は好きに書く。
読む側は勝手に解釈する。
それ以上でも以下でもない。

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関連記事

村上春樹.com

↑非公式の春樹ファンサイト。

日本文学賞今昔物語

↑芥川賞と直木賞についてのエピソードを紹介している。面白い記事だ。

「芥川賞 直木賞」の特集 (なぜ、村上春樹さんは芥川賞を取れなかったのか)

↑春樹と芥川賞について書いている。

村上春樹と芥川賞

↑上の記事と同じく春樹と芥川賞について書いている。
選考委員による春樹の批評が興味深い。
ただ私が選考委員でも春樹に芥川賞を送らなかったと思う。

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最終更新日  2006.10.14 18:26:32


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