りゅうちゃんミストラル

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2007.01.15
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カテゴリ: 映画
「グッドモーニング、 ベトナム」
(この記事はネタばれあり)



この映画の舞台は1965年のサイゴン。
今のホーチミンシティだ。
当時 ベトナム戦争 でアメリカはこの国に若者を送りまくっていた。
後で敗北するとも知らず。

ロビン・ウィリアムス演じるDJのクロンナウアは米陸軍ラジオの担当となる。
彼の叫びとともに番組は始まり、ロックが流れる。
この放送は人気となるが上官は下品と受け取る。
さらに彼は ニクソン さえ笑いのネタにする。

彼のマシンガントークは翻訳が追いつかない。
この映画は字幕で観ないと面白くないだろう。

戦争中ゆえにニュースは送られるものの軍の検閲を受ける。
クロンナウアは事実を報道しない放送に怒る。
そんな彼を癒したのは民族衣装アオザイの似合うベトナム女性とその兄。
そして女性を口説くために教師となった英語教室。

しかし親しくなった現地人ツアンはべトコンだった。
そのためクロンナウアは彼を気に入らなかった上官から除隊を通告される。

この映画にはバーを爆破するというテロの場面はある。
しかしその反面、前線での戦争シーンは描かれていない。
そのため、やはりベトナム戦争を描いた プラトーン とは違った映画になっている。

また、舞台はサイゴンなのに撮影地がタイなので違和感がある。
これはアメリカ人から見ればタイとベトナムの区別がつかないということ。

この映画が製作されたのは1987年。
日本公開は翌年の88年。
そして舞台は1965年。
しかしこの映画を過去のこととして考えられないのはイラク戦争があるから。
この間、アメリカは何を学んできたのだろうか?
多くの若者が遠い異国で死に、生き残った者も心に傷を持った。
もちろんベトナム人の犠牲はもっと大きい。

大量破壊兵器の存在を信じてアメリカを支持した日本政府はどうなのか?
それを考えればこの映画は今こそ存在感を増す。
クロンナウアにとってその事実は皮肉ですらないだろう。
ルイ・アームストロングの「What a wonderful world」(この素晴らしき世界)が記憶に残る。

クリックで救える命がある ブログナビ ブログランキング・にほんブログ村へ 2005-11-09 14:49:02
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最終更新日  2007.01.27 08:00:26


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