りゅうちゃんミストラル

りゅうちゃんミストラル

2009.10.31
XML
カテゴリ: 日常



目

すぐ近くを歩く20歳くらいの女性のものじゃないかと瞬間的に思った。
その財布を見つけたのは私の他にもう一人いた。
自転車に乗った女性がその財布を見つけたのが目線でわかった。

私はすぐにその財布を拾うと、走って若い女性を追った。
急ぎ足で歩いていたその女性は私に肩を叩かれて振り向く。
イヤホンをしていたので音楽でも聴いていたのだろう。

「何か?」というように振り向く女性。
私が財布を見せて「あなたのじゃない?」と訊く。

驚いたように財布を落としたことに気がつくその女性。
頭の上にランプがつく表情はまるでマンガみたいだった。
あわてて礼を言う女性。 どこかの老人 とは違う。

とにかく持ち主に財布が戻ってよかった。
もし自転車の女性がいなかったら。
私はあの財布をネコババしたかもしれない。

それを考えると怖くなった。
人の心には悪魔が棲んでいる。

ネコババするかしないか。
それは紙一重の差でしかない。
もしかしたら人を殺すのも紙一重かも。
そう思うと人間が醜く思え、自分が嫌いになる。

財布を持ち主に届ける。
それはいいことなのに、暗い気持ちになった出来事だった。


※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。

バナーにクリック願います。

ブログランキング・にほんブログ村へ

***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。
その場合リンクは必要とはしません。
意見があればメッセージでどうぞ。
ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。
今のところメッセージは全て読んでいます。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.11.01 20:42:50
[日常] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

りゅうちゃんミストラル

りゅうちゃんミストラル

バックナンバー

2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01
2025.12
2025.11
2025.10
2025.09

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: