りゅうちゃんミストラル

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2011.04.05
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テーマ: ニュース(100306)
カテゴリ: ニュース

この記事ではその点をいくつか紹介しよう。

オブジェ1

まずは震災復興に必要な募金。
日本ユニセフ協会の募金がどう使われるのか。
一部週刊誌で批判の対象となっている。

日本ユニセフの募金者から「これじゃユ偽フだ」との批判殺到(NEWSポストセブン)

「必要な資金を上回るご協力をいただいた場合」、別の使い道で活用。
この点で「ユ偽フ」と叩かれている。

批判された日本ユニセフは、「全額を被災者に渡す」と釈明。
確かに募金の名目は「大震災支援」。
にもかかわらず、別に使うのはどうかと思う。

だが、この裏には「募金慣れしていない日本人」という側面がある。
欧米とは違って、日本人は日常募金したがらない。
そればかりか「人のために何かする」という意識が低い。

大学の奨学金をはじめ、献血や臓器移植など。
この点はすぐに証明できる。

「震災だから募金する」というのは必要なこと。
だが、世の中に困っている人は多く存在している。

エイズやマラリアなどの疾病。
貧困や環境保全など、多くの分野で募金が必要とされている。
震災をきっかけに、募金が日本でも広まればいい。

震災後に暴動が起きず、略奪が少ない。
このことが海外では日本人のメンタリティーとして報道されている。
ならば、もう少し他人を思いやる姿勢があるともっといい。

今回、日本ユニセフが批判されたのは広報活動が間違っていたから。
だが、「寄付に慣れてない日本」が、いつかは迎える事態でもあった。
私はそう考えている。


もうひとつ指摘しておきたいのは、「選択しない日本人」。
震災で叩かれているのは東電と政府。

その東電の身内が「東電が悪いわけじゃない」とブログで書いたらしい。
(「らしい」というのはこの記事が削除されたため確認できないから)

東電が悪いわけじゃ…美人選手らの“身内擁護”ブログ大炎上!(ZAKZAK)

これも、身内が「東電が悪いわけじゃない」とブログに書けば。
そりゃ批判されるだろう。

今回の原発事故を「想定外」で済ますことはできない。
消費者が自らを批判するならまだ理解できる。
だが東電の身内がこんな考えでいること自体、とても異常だ。

確かに東電の社員たちは危険な作業を必死でこなしている。
だが「自己犠牲の上に成り立つ技術」が本当に必要なのか。

それに加え、原発周辺に住む人たちは家があっても避難生活している。
放射線が健康に悪影響を及ぼすかも心配だ。

それを「でも誰も悪くない。東電が悪いわけじゃない」と主張。
これでは東電は誰からも理解されない。
実際、東電の本音がここにあるのかもしれない。

素朴な疑問として東電社員たちは今後、原発の危険をどう考えるのか。
我々消費者にその危険をどう伝えるのか。

消費者も「教えてくれないから」では駄目だ。
自分たちのエネルギー問題を自ら学ぶ必要がある。

福島原発の事故は、天災が原因ではあったが人災の部分が大きい。
東電、政府は当然反省すべきだが、消費者も選択する必要がある。

石田衣良の短編集 「LAST」 にこんな文章がある。

国民が決断しない国の政治家は、国民と同じように決断しないのだ。
(赤字部分、「LAST」から引用)

東電と政府が信用できないことは今回の震災で証明された。
こうなれば消費者はエネルギー政策を東電と政府に「丸投げ」できない。
自分たちで最善の方法を考え、選択する必要がある。

電気を今までどおり使う便利な生活を続ける選択ももちろんある。
だが原発で事故が起きれば、原発周辺は避難が必要。
さらに事故処理のために危険な作業が避けられない。

東電と政府を批判するだけで問題は解決しない
消費者はこの点をはっきりと認識すべきだ




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最終更新日  2011.04.05 10:00:56


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