龍樹師のつぶやき - 思春期の子供を持つ父親
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今さらですが、エイジを読みました。これまで重松の本はいくつか読みました。半パンデイズ、ビタミンF、ナイフ、、、。半パンデイズはよかったのですが、他はどちらかというと、いじめに関する描写が私には重すぎてついていけない部分がありました。で、久しぶりに重松の本を読もうかなあと思ったのは、やはり息子のことがあるからでしょうか。重松の恐らくは一番の代表作とも言えるであろう、エイジ はそういえば読んでなかったなあと思い、手に取りました。主人公の エイジ は息子と同じ中3。まあ、エイジは公立中、息子は私立など、違いは当然あります。友達やクラスメイトを含め、エイジをとりまく環境も息子とは決して同じではありません。親に対する気持ち、友達や異性に対する気持ちなどは多かれ少なかれ同じなんだろうなあと思いました。「ギターが欲しい」と言われれば、さあ来た とばかりに喜んで買い与えるエイジの父。でも半分は父親自身が使いたい。この気持ちよくわかります。また、ギターを手にしてもそれほど夢中には実際なれないエイジ。でも「どうだ、ギター練習してるか?」なんて父親に言われて「まあね」みたいな返事をするエイジ。なんだか似たようなことが我が家でもあった気がします。かつて親友だった部活の同級生が、苦境に立たされている時、どうしてあげるのが、あるいはあげないのがそいつのためなのか、あるいは自分のためなのか。そういう心の葛藤や、それすらもよくわからない心境が書かれています。今の息子も、進学校に入ったばっかりに、当然勉強しろよと言われています。(実際は、宿題だけはきちんとやれ としか言ってませんが。。)そんな気にならないのにやらなくてはならないその意味がよく理解できていない。中3ならではの心の矛盾ややりきれない気持ちが表現されていると思います。実際、ウチの息子がどんな気持ちで日々過ごしているのかはわかりません。しかし、エイジが何となくその世代の少年たちの思いを伝えてくれている気がします。これを読んだ後、息子への接触のしかたを改めて考えることができました。今、妻に読ませています。少しは気持ちがラクになると良いなあと思いながら。
August 9, 2006
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