龍樹師のつぶやき - 思春期の子供を持つ父親

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Ryuju220

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March 3, 2005
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カテゴリ: 本の感想
よろずや平四郎活人剣(中巻)


平四郎は元々旗本の家柄なのですが、妾の子供であるために家の人たちとそりが合いませんでした。
友人2人と道場を開くからと家を飛び出して、出資したのですが、言い出しっぺの1人がどうも金に困った上での嘘だったのです。

結局、平四郎は浪人暮らしとなり、食うに困って 揉めごとの仲裁屋でもするか となったのです。

それにしても、藤沢周平の時代物の文章はスムーズです。
剣を交える場面など、詳細な描写によって剣や体の動きが目に浮かんできます。

また、ユーモアも盛り込まれています。

「神名平四郎は、寝ころんで鼻毛を抜いている。外はいい季節で。。(中略)天井をにらみながらまた力をこめて鼻毛を抜いた。」

これはある章の書き出しですが、金が底をついたので、外に出ると腹も減るので家にいざるを得ない、という状況を書いた場面です。


たいした手間賃にもならないとわかっていながら、「やれやれ」とは思いながらも、弱きものの相談事に乗って仲裁をしてやる。脅しやゆすりなどは嫌いで、しかしいざと言うときの剣の腕は一級品。

人間味あふれる平四郎の姿がとても心に残る時代小説です。







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Last updated  January 25, 2006 01:30:09 AM
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