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避難施設としてのマンション

2015/11/6

以前のブログで書いたことがありますが、私のマンションは津波のさいの一時的な避難施設になっています。それで2か月ほど前に、いざ避難が行われた時のために簡易トイレを置かしてほしいと市の防災担当者から連絡がありました。そしてどのような品物かを説明した書類は10月上旬にファックスで送るとのことでした。

しかし10月上旬になっても、ファックスが送られてきません。もう送ってこないのかと思っていたら10月27日にようやくファックスが送られてきました。しかも最近はファックスはめったに使用していなかったので不具合が発生し、きれいに取り出すことができませんでした。ともかく期限の遅れ、メールでなくファックスを使用、まさにお役所仕事といった感じです。

ところで簡易トイレは段ボール製組立簡易トイレとあります。ファックスで送られてきた書類なので読み取りにくかったですが、ともかく場所はあまり多くとりそうでなく、幾らか安心しました。そして簡易トイレを覆うための簡易テントも用意されるとのことになっていました。

さて、いつくるのでしょうか。それはわかりません。またいずれ連絡があると思います。そして来るかもしれない津波対策のために自治体として取り組むことは、賛同できますし、協力していきたいと思います。しかしお役所がおこなっているせいか物事がややルーズに進められいるようにも感じ、緊急時にどれほど十分に対応できるのかふと不安も感じました。


2015/9/26

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前回は、一時避難施設としての使用を自治体に承諾したいきさつや、メリットについてもブログいたしましたが、最近、自治体の担当者から次のような電話がありました。

「ご協力いただいてありがとうございます。ところで今回、お電話したのは、簡易トイレをおかしていただく件についてです。いざ避難場所として使用した場合、トイレをどうするのかということがありまして、ひとつひとつの避難施設にその件でお電話しています。なかには簡易トイレの置き場所がないといぶかっている大家さんもおられるますが、いかがでしょうか。折りたたみ式なので、それほど場所もとりません。後日、ファックスでどういうものかの詳細を記した書類を送らしていただきますが」

といった内容の電話です。一応、かまわないという旨を伝えましたが、しかし考えてみると置き場所の余裕スペースが十分あるわけでもないし、まあそれでも無理してでも簡易トイレを置いて自治体の期待に応じようかなと思います。

大家というものは時には予測できない出来事が直面し、難しい判断が迫られる商売だなあと思いました。


2015/9/25

昨今、自然災害が猛威をふるっています。そういったなかで各自治体も防災に力を入れるようになってきました。その一環として、津波等における一時避難施設としてマンションを使用させてもらわないかという問い合わせが、マンション大家にきます。

私のマンションも昨年の冬から津波等における一時避難施設として使用する旨の協定書を自治体とかわしました。 協定内容は、固定資産税や住民税等などの 税負担が軽減されるものではありません。 そうしてほしいものですが協定内容は使用料は無料ということです。しかし一時避難施設として使用された場合の施設、または備品の破損については、原則、自治体が費用負担するものとなっています。

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自治体の担当者の話では、マンション大家さんの所有する建物は大家さんの一存で、一時避難施設として使用できるようになるが、分譲マンションでは、マンションの理事会などで必ず反対意見がだされ、なかなか決まらないとのことでした。今回のようにスムーズに話が進んで承諾が得られたことを自治体の担当者の方はとても感謝してくださいました。

ところで一時避難施設としての使用を承諾した理由は、人道的な理由ももちろんあります。しかしそれに加えて大家としてのメリットともあります。それは、写真にあるようなポスターが建物に貼られ、 この建物は津波にも耐えうる頑丈な建物ですというメッセージを発することになり、 入居してくださっている方々には安心感を、また入居者募集のさいにも有利にはたらくと思うのです。

このブログをみていただいている大家さんで自治体から避難施設として使用させてほしいとの問いあわせがきたら前向きに検討してみらるのはいかがでしょうか。


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