介護保険制度では、寝たきりや認知症等で常時介護を必要とする状態(要介護状態)になった場合や、家事や身支度等の日常生活に支援が必要であり、特に介護予防サービスが効果的な状態(要支援状態)になった場合に、介護サービスを受けることができる。 と書かれています。
睡眠が浅くなることです。睡眠脳波を調べてみると、深いノンレム睡眠が減って浅いノンレム睡眠が増えるようになります。そのため尿意やちょっとした物音などでも何度も目が覚めてしまうようになります。
早寝早起きは結構ですが、眠気がないのに「やることがないから寝床に入る」ことはやめましょう。寝つきは悪くなりますし、中途覚醒が増えてしまいます。・・高齢者ほど寝床に入っている時間が長いことが分かっています・・。睡眠時間が短くなるのに寝床にいる時間が長くなる…。結果として眠れぬままに寝床でうつらうつらしている時間が増えて睡眠の満足度も低下してしまいます。
産経新聞2015年12月1日に高齢者が1人で食事をとる孤食の記事が掲載されていました。今は昔と比べて、多くの人が長生きできるようになっています。確かに長生きできることはよいことだと思います。しかし一方で配偶者が亡くなって一人暮らしになり、一人で食事を取る人が多いというのです。
もちろん2世帯住宅などで、子供家族と一緒に暮らしているならば、いつも孤食になることはないと思いますが、すべての高齢者がそういう恵まれた環境にいるわけではありません。
ところで孤食になると何が問題になるかということですが、記事によると1人きりのために栄養バランスがおろそかになり、食への楽しみが薄れがちになり、結果として体力が衰えていき、やがては 介護が必要な状態に陥ることがあるということです。
もちろん同居家族がいても3度の食事を一人でとる孤食の人もリスクが多いとあります。鬱傾向になるリスク、低栄養になるリスクが高いということです。
高齢者が介護状態、あるいは鬱病になると本人のみならず家族も大変です。老人性鬱病で自殺することも少なくないようです。
できるならば高齢者がいつも孤食にならないように社会で考える必要があるかもしれません。
考えてみると私も母が隣に住んでいるとはいえ、父を亡くし孤食になっていることが多いように思います。これからは、できるかぎり一緒に食事を行えるように配慮していきたいと思いました。