ワルディーの京都案内

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2026/07/28
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テーマ: 京都。(6360)
カテゴリ: 京都研究
伏見稲荷大社とその周辺の「お滝」について その4
ワルディー・ヨーリョ

9.とうとう見つからなかった2つの「お滝」
第6章にあげた古地図などのリストを再掲する。


②松岡貞次郎「伏見稲荷神社御山獨案内」(1913)
③吉田初三郎「伏見稲荷大社境内名所図会」(1925)
④中村風祥堂「伏見稲荷参拝図」(推定昭和初期)
⑤伏見稲荷大社編「続・お山のお塚 参拝経路図」(1966)
⑥深草稲荷保勝会「伏見稲荷大社付近名所案内図」(2001)
⑦北尾鐐之助「近畿景観 第三編 京都散歩」(1934)


 上記の古地図にはあるが、どうしても見つからない「お滝」が2つあった。②のみに記載されている 「東福寺滝」 と、③、④と⑤に記載されている 「真心滝」 である。

「東福寺滝」 については、④では同じような位置に 「廣一社」 という表記がある (図1) 。現地には確かに「廣一社」があり (図2) 、「お塚」が残っていたが、近くに「お滝」あるいはその痕跡は発見できなかった。三ノ橋川沿いの少し上流に石垣らしきものを発見し (図3)










「真心滝」 は古地図では、「青木滝」と「七面滝」「鳴滝」の間に位置する (図4) 。この辺りをくまなく歩き回って探したが滝跡は見つからなかったし、隣接していただあろう「お滝」の管理者に尋ねてみても、どなたもご存じなかった。ところが、前述の「七面滝」で滝行を見学したとき、老齢の信者さんのお一人が「約70年前、子供の頃に父親が七面滝で滝行するのに、よく連れてきてもらった。すぐ下に真心滝という別のお滝があって、茶店も出ていて賑わっていた。」とおっしゃっていた。一方で、この場所で育って60年という、近くの鳥居製作所のご主人は、「真心滝」という名前さえご存じなかった。これらの言質から、「真心滝」は「七面滝」「鳴滝」のすぐ下流にあり、60年から70年くらい前に廃滝になったと考えることもできる。




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最終更新日  2026/07/28 09:39:02 AM
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