次女は義兄(彼女にとっておじ)が大嫌い!




家族で向こうの家に着くと姑がもうすぐもう1人の義姉の一家も来る事を伝えた。

とたんに次女が「オッちゃんも来るの?私オッちゃん嫌い」と言い出した。

オッちゃんとは義兄のことだ。

お正月とか会うたび子供が好きな義兄はお菓子やおもちゃをくれるが、それとコレとは別らしい。

まるで猿が物を取るかのようにさっと貰うものは貰っても「オッチャン好きか?」と聞かれると「嫌い」と答える。

声が大きくて怖いらしい。義兄には気の毒だが子供の言う事だからと義兄も怒ったりしないで笑っている。


だがその時はチョッと空気が違った。姑は次女に本気で怒り出した。

「オッちゃんはええ人や。オッちゃん嫌いなんか言うたらアカン。そんなン言う子は1人で家に帰れ!」


チョッとチョッとそこまでいうことはないでしょう?次女はなみだ目。
と思ったが姑の剣幕に私も口を出す隙がない。


次女は今は高校生になっているがいまだにあのときのことを良く覚えている。

姑に一喝されたことより母親の私がかばってくれなかった方がショックだったらしい。

それをいわれてもねえ。嫁の立場は微妙なのよ。

アンタも大きくなったら分かるよ。あの時はかばってあげなくてゴメンね

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