のんびり幸兵衛夢日記

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2006.03.22
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カテゴリ: 読書
畑中恵の 『しゃばけ』 を読み終えました。
この本は、このブログに遊びに来てくれていた人が、自身の読書サイトで紹介されていたのを見て知りました。
「まさかまだ読んでおられない方は、おられないとは思うが~」なんていう調子で、そんなに面白いのかぁ・・、とずっと気になっていました。

もうちょっと体力的・精神的に余裕が出来たら、きっと読もう、と思っているうちに、お話しする機会がなくなってしまいました。
でも逆に、そのときから本を読もうと、より強く思うようになって、このところ少しずつ、いろんな本を読んで過ごしています。


この『しゃばけ』の舞台は江戸、薬種問屋の、病弱で外出もままならないという若だんなが主人公。若だんなの日常には、犬神や白沢、鳴家、屏風のぞきなどといった妖怪たちが身の回りに、うじゃうじゃといる。。

なんだか、最初はちょっととっつきにくいなと思ったんですが。
これが、面白くって。出てくる妖怪たちのキャラクターといい、会話といい、明るく愉快です。


でも、ただ空想の産物の明るくほんわかとしたオハナシというだけでもなくて、このタイトルの意味を考えれば、作者が一貫したテーマをしっかりと語っていることに気づきます。

この世に生きているもの、存在するものが持っている欲。
それには、果たして終わりはあるのか。満足しきることってあるんだろうか。どんなに欲しても、ままならないことが、この世にはあって。

若だんなが、「強くなりたい」と願ったように、私も・・・。
そう力づけられたりもする小説でした。




きのうのばんごはん

・天ぷら(ガシラ、しいたけのカサにエビのすり身を乗せたもの)

] 026.jpg

・煮物(里芋と大根)

] 027.jpg

・うまい菜と揚げの炊いたもの

・白菜のぬか漬け





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最終更新日  2006.03.23 08:15:29コメント(0) | コメントを書く
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