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2008年01月04日
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昨日、本年の初歌舞伎に出かけまして、昼の部の新橋演舞場がひけたら、歌舞伎座で夜の部へとはしごでした。(新橋演舞場の報告は、 こちら 。)

すでに、テレビの「こいつは春から」で助六が途中から放送されてましたから見てしまったのですが、生で見る豪華絢爛たる新春にふさわしい舞台はまさに錦絵です。

歌舞伎美人のサイトでも、ネタばれがありますよ。

【夜の部】

一、鶴寿千歳(かくじゅせんざい)
姥 芝翫
尉 富十郎

松 歌昇

梅 孝太郎

お正月にふさわしいお目出度い舞踊で幕開け。
天王寺屋の歩きかたが、膝をかばうようでしたので、お大事に。
姥(芝翫)の後見を素顔の芝のぶが務めておりました。


二、連獅子(れんじし)
狂言師右近後に親獅子の精  幸四郎
狂言師左近後に仔獅子の精  染五郎
僧遍念  高麗蔵
僧蓮念  松 江

若い染五郎がお父上をかばうかのようにゆったりとしたペースでの毛振りでございました。
髪洗いが長かったようにも感じました。



河東節十寸見会御連中

花川戸助六  團十郎
白酒売新兵衛  梅玉
三浦屋揚巻 福助
同 白玉 孝太郎

朝顔仙平  歌 昇
口上/くわんぺら門兵衛  段四郎
通人  東 蔵
髭の意休  左團次
曽我満江  芝 翫


なんてったって、初歌舞伎一番の目的は、ご本家「成田屋」の助六でございます。

成田屋HPの歌舞伎十八番、助六の紹介によりますと・・・・。

『江戸吉原で全盛<ぜんせい>の花魁<おいらん>揚巻<あげまき>の愛人である侠客<きょうかく>花川戸の助六は、武士の髭の意休<ひげのいきゅう>と対立する。さんざんに悪態をついて喧嘩<けんか>をしかけ意休を怒らせ、刀を抜かせる。助六は曾我五郎の仮の姿で、源家の重宝友切丸<ともきりまる>の行方を詮議<せんぎ>していたのである。江戸ッ子の代表のような美男子の助六と、意気地と張りを特徴とした吉原の遊女揚巻。悪所<あくしょ>を背景にして展開する大衆の祝祭劇。』とのこと。

芝居が始まる前に段四郎が口上を述べ、「河東節御連中様、お始めくだされましょう」と述べます。

河東節の演奏にのせ、威勢の良い下駄の音を響かせ紺の蛇の目傘花道に颯爽と現れる“出端”の助六はまさに美しい錦絵だそうですが、三階席からは花道七三のところで上半身が見えるかどうかです。この場面は近くにいた掛け声グループの方に合わせて「成田屋~!」。

ここのところは、九代目團十郎は「ここは踊りではなく語りだ」と言ったそうです。
いずれ歌舞伎チャンネルで見られるでしょうから、花道部分はそれまで待つことに。

そして、この演目で楽しみな「通人」を今回は東蔵が勤めていますが、こいつは春からで拝見しましたとおり、流行の「そんなの関係ねえ、おっぱっぴー」や「どんだけ~」を。

白酒売に身をやつした兄の曾我十郎、白酒売新兵衛(梅玉)がやってきて弟に意見するも、助六の真意を知った十郎は自ら喧嘩を売る稽古を始めてしまいます。梅玉さんにどんぴしゃりのお役でした。「高砂屋~!」


そして、息子の喧嘩三昧の日々を心配してやってきた母親・曽我満江の芝翫、やっぱり舞台がぐっと締まります。「成駒屋~」(きちんとかぶっている笠を取ってから掛けます)
強さ、包容力、遊女である揚巻を嫁のように扱う大きさとでも言うのでしょうか。

一応、テレビで少し知ってしまってから舞台を見ても、見たい部分と見たくない部分を押さえることが出来るので、また楽しいです。

揚巻なんですが、衣装は豪華絢爛なのですが・・・、しゃべると口元だけが悪婆役風になってしまいますので、あまり気に入らなかったです。
この方の口紅の差し方をお役によりまして化粧方法から修正してみたらと、常々感じております。(ご贔屓筋の方には失礼仕りました)

なお、見習い傾城の5人の中に、三番目(五人並ぶと真ん中)が芝のぶでした。

以下、予習したものだけまとめておきます。

紫の鉢巻き(「右側で結ぶのは病鉢巻の逆で、みなぎるパワーの証。」左側だと病気という印なんだそうです。)
助六が頭に巻いている鉢巻は、大奥女中の江島からもらったことがきっかけだとか。大奥女中の江島と歌舞伎役者の生島新五郎ら多数が処罰された風紀粛正事件、江島事件とも言われてますけど、その事件の前の年にもらった江戸紫色の鉢巻がいまでも劇中にて伝わっているのです。

歌舞伎『助六』の素材になったのは、大坂千日前で、京都島原または大坂新町の遊女・揚巻と大坂の豪商・萬屋助六が心中した事件といわれる。これが元禄13 (1700) 年の浄瑠璃『大坂千日寺心中』を皮切りに、『万屋助六』『蝉のぬけがら』などに次々と舞台化された。

上方歌舞伎の和事として人気を得ていた「助六もの」を江戸にもたらしたのは二代目團十郎で、正徳3年『花館愛護桜』という外題で上演したのが江戸での初演。さらに正徳6 (1716) 年には戯曲の背景を曾我兄弟の仇討ちの世界にとり、上方の遊郭ものを江戸の荒事に大胆に翻案した『式例和曾我』(しきれいやわらぎそが)を上演、人気を高めた。これらが今日一般に「助六もの」として知られる演目の原型となっている。
天保3 (1832) 年には七代目團十郎が市川家のお家芸として『助六』を歌舞伎十八番に選んでいる。





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最終更新日  2008年01月04日 20時16分22秒
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Re:正月の初歌舞伎は二ヶ所はしご(01/04)  
Beak  さん
こんばんは~!
助六ご覧になりましたか!いいないいな~
私はまだテレビも見ておらず、予習もしておらず。。。
雑誌などで、花道での團十郎の大股開き(失礼。。)の見得を見るだけで、「格好いい」って思ってますよ~
楽しみだなぁ。
(今回は1階席なので、花道をばっちり見てきます!) (2008年01月04日 22時37分00秒)

Re[1]:正月の初歌舞伎は二ヶ所はしご(01/04)  
Beakさん、どうもどうも。

>こんばんは~!
>助六ご覧になりましたか!いいないいな~
>私はまだテレビも見ておらず、予習もしておらず。。。

行く前に見ておいても生の舞台を見ると、また、感激も新たです。

>雑誌などで、花道での團十郎の大股開き(失礼。。)の見得を見るだけで、「格好いい」って思ってますよ~

サライ2号の表紙でしたァ~。

>楽しみだなぁ。
>(今回は1階席なので、花道をばっちり見てきます!)

花道を行ったり戻ったりおよそ10分くらい、ばっちり見てください。

(2008年01月05日 20時37分24秒)

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