PR

×

プロフィール

幸歩小蔵

幸歩小蔵

カレンダー

コメント新着

幸歩小蔵 @ Re[1]:平成24年の四国こんぴら歌舞伎(12/15) 湯けむり力さん、こんにちは! >金比…

バックナンバー

2026年05月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2012年01月28日
XML
おまちどうさんでした(だれも待っていないか)

国立劇場で37年振りになる俳優祭が開催され、遊びに行ってきました。

今回は、国立劇場では初めて、模擬店を開催するので、今までの歌舞伎座と違って広いから、どんな按配になるか、楽しみでもありました。


実は俳優祭は毎年開催されるわけではありませんので、自分的には、この俳優祭なるものは3回くらいしか観ていないのであります。


歌舞伎俳優の皆さんが、一日限りの舞台のために稽古をして、台詞カミカミでもどんな形にせよやっつけてしまうから、何が飛び出すか分からない面白さもありました。


でも、今回は、劇場の雰囲気や条件に考慮して演目を決めたとのことで、真面目な(いつも真面目ですけど)俳優祭でしたよ。



先ずは、絵本太功記~尼ケ崎閑居の場は、次代の歌舞伎を担う若手の研修発表として花形が演じております。


主な配役

武智十兵衛光秀 染五郎

武智十次郎光義 七之助
十次郎許婚 初菊 梅枝
佐藤虎之助正清 亀三郎
光秀母 皐月  秀調
旅僧実は真柴筑前守久吉 松緑


と言う顔ぶれでありました。


のっけから前髪姿で光義の七之助さん登場。

前日まで浅草平成中村座でお染の七役やってて、いつ稽古していたのか分かりませんが、前髪の立ち役もお似合いでした。一夜限りの舞台にしてしまうはモッタイナイ。


対する許婚の初菊は梅枝さんで、これも次代の真女方として期待が膨らみます。


光秀妻は、孝太郎さんで、若手と言うよりも中堅どころになりかかっているのでしっかりとしてますが、時代物の感じというより世話がかかった感じ・・・・。


光秀母はやはりベテランさんの出番であります。





そして、久吉は松緑さん。久吉の家臣正清が亀三郎さんで、相変わらず口舌鋭く所作も綺麗であります。もっと使わないともったいない。


次の歌舞伎座では、こんな顔合わせが普通になるかのような予感がいたしました。


幕間に続いては、殺陣田村。


歌舞伎では立ち廻りと言われるのですが、殺陣は新国劇の創始者、澤正こと澤田正二郎が殺陣と言う言葉を当てて、スピード感とリアリティを出そうと創意工夫して演出したものだそうです。


模擬店の支度をしているはずの菊五郎さんが、場内に入り込んで観ておりましたよ。




キビキビとスピーデイで切れのある太刀捌きでした。


続いては座頭市かと思ったら、海老で、いかにも歌舞伎十八番の様式美を引きずった殺陣田村でした。

三人目は薙刀の扇雀さん。

最後は、二刀流の橋之助さん。

このお二人は実に流麗に殺陣田村でありました。


これで、お楽しみの模擬店になりますが、皆さん、一目さんに駈け出して出てゆきましたァ~。

まとまっている2階に行きましたが、なんてってたって、ひとくちそば、寿司、歌舞伎弁当などのコーナーの前は人だかりで誰がいるのかさえ見えません。


いつもながらのおばさんパワーに圧倒されまして、すいているところを探して回りながら徘徊です。


結局、3階の奥の方で焼きそば・たこ焼きのところが空いていて焼きそばを買って軽めの腹ごしらえにしました。


それからあちこち観てきましたが、最後の演目に出る俳優さんは早めに売り場からいなくなりまして、幹部俳優さんの姿としては、最初に2階の焼きそばコーナーで勘三郎さんを見ただけでした。


さて、最後の演目が残っておりまして、こちらは幹部俳優の皆さんであります。


河竹黙阿弥作の「質倉魂入替」。


質屋の倉庫に納められている古い人形などが騒ぎ出すということで、法師が古物の魂を入れ替えてしまうことから、起こる滑稽な出来事であります。


何と何を入れ替えるのかは、それぞれの演出により自由に選択されるとかでありますので、演じる毎に違うのでしょうね。


幕が開いてびっくらこいたのは金時の團十郎さんと雷神の左團次さん。


ご本人は台詞が入っていなくても至って真面目に演じておりますから、それだけでも滑稽さが増します。


入れ替えられたのは、金時とお三輪の時蔵さん。

つまり、お三輪が金時のまさかりを手に踊りだすと、それはもう立ち役の踊りです。一方の金時がお三輪の踊りですから、吹き出さずにおられません。もちろん、皆さん真面目に踊ってます。


雷神が禿(かむろ)の三津五郎さんと入れ替わります。さすがに家元、美しく面白く踊っております。左團次さんの女方舞踊は・・・・・。う~ん、雷神の拵えだけでも可笑しいのに、何ともまあな禿っつぷりでした。


他には、八重垣姫(隗春さん)と通人(勘三郎さん)で、勘三郎さんの八重垣姫がこれまた後ろで観ている仁左衛門さんや團十郎さん、菊五郎さんなど笑いをこらえ切れないで頬や口元が完全に笑っておりました。


宿場女郎の福助さんと将門の仁左衛門さんでは、福助さんが鬘も飛びそうなすごい見得で迫真の舞踊と言っておきましょう。もちろん、演技もあるのでしょうが踊っていて鬘が気になったからそうしたのでしょうけれど、それがまた滑稽さを増幅していたあたりは、計算された演技だったのでしょうか。


仁左さんの女方は八汐で見てますから声音も振りも良いのはもちろんなのですが、なんせ将門の拵えですから、可笑しくないはずがありませんよね。


あまりの可笑しさに順番などが、ごちゃ混ぜになってしまったり記憶からすっとんで消えたところもあるので、ご了承ください。


俳優協会会長代行の藤十郎さんが最後に挨拶にお出ましになられましたが、こちらもカミカミ・・・・(爆笑)


この様子は、テレビでもダイジェストで放送されます。


3月9日(木)午後10時15分~58分、NHKEテレ(教育テレビ)


模擬店の収録もしていましたから、舞台だけでなく全体の雰囲気も放送されるのではないでしょうか。だれかのインタビュー収録している後ろを通過してしまいましたが、放送されるかどうか、当日を楽しみに待ちましょう。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年01月28日 23時51分05秒
コメントを書く
[これぞ醍醐味!歌舞伎の大向う] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

サイド自由欄

隈取
kabukuma.gif

観劇のお供に(?)ツイッター

2010年版



歌舞伎(および関連)公演情報

平成25年

8月31日(土)~9月25日(水)平成25年度 (公社)全国公立文化施設協会主催
 西コース 松竹大歌舞伎 中村歌昇改め 三代目 中村又五郎襲名披露 中村種太郎改め 四代目 中村歌昇襲名披露

9月1日(日)~25日(水) 歌舞伎座新開場柿葺落九月花形歌舞伎

9月1日(日)~25日(水)新橋演舞場 九月大歌舞伎

9月27日(金)歌舞伎座 新開場記念 歌舞伎座特別舞踊会

9月28日(土)高山市他 錦秋特別公演 芯 2013 勘九郎、七之助他

10月1日(火)~25日(金) 歌舞伎座 芸術祭十月大歌舞伎

10月3日(木)~27日(日) 大阪松竹座 十月花形歌舞伎

10月3日(木)~27日(日)国立劇場 10月歌舞伎公演

10月5日(土)~27日(日) 日本特殊陶業市民会館 錦秋名古屋 顔見世

10月31日(木)~11月10日(日) 金丸座(旧金毘羅大芝居) 坂東玉三郎特別公演

11月1日(金)~11月25日(月) 巡業 松竹大歌舞伎

11月1日(金)~25日(月) 歌舞伎座 吉例顔見世大歌舞伎

11月1日(金)~25日(月) 明治座 明治座 十一月花形歌舞伎

11月3日(日)~26日(火)国立劇場  11月歌舞伎公演

11月5日(火)~10日(日) 永楽館 永楽館歌舞伎

11月30日(土)~12月26日(木) 京都四條南座 當る午歳 吉例顔見世興行
二代目市川猿翁 四代目市川猿之助 九代目市川中車 襲名披露

12月1日(日)~25日(水) 歌舞伎座 十二月大歌舞伎

中村屋の定式幕(新橋演舞場にて)
新橋演舞場の中村屋の定式幕


あわせて読みたいブログパーツ

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: