私のお気に入り!昇る朝日、光る川面、泳ぐ鳥     

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寂聴 般若心経



今回は寂聴さんの本をお借りしたので

読んでみました


解説だけでなく お釈迦さまに始まり

仏教のお話

寂聴さんの個人のお話

いろいろ 書かれています



ばらばらな知識だった

仏教のお話

少し 系統だって知ることができました

自分の覚書として

書き留めておこうと思います


般若心経は短いお経で266文字

お経を写すことが 写経

持つことが 持経

唱えることが 誦経


そのどれもが 自分の心を落ち着かせ

平常心をよみがえらせ そこから

正しい判断ができ 幸せに導かれる


お経とは 仏教徒が大切にする聖典。


大乗仏教は 釈尊ブッダの教えを弟子たちが

論理的に研究し インド 中国朝鮮 日本に伝わった教え


般若心経の内容は

彼岸へ渡る偉大な知恵

三蔵法師玄奘が 訳したものが主流


涅槃の世界に渡るには 仏教では 六つの行があり

それを六波羅蜜という

布施 自戒 忍辱 精進 禅定 智慧

ふせ じかい にんにく しょうじん ぜんじょう ちえ


観世音菩薩が波羅密多、

すなわち 彼岸に渡る偉大な知恵に到達するために
彼岸での生活の行を深く実践された時

五蘊は皆空なりと照見され、一切、すべての苦しみや
災厄を度せられた


五蘊は 

人間の体の中にふくまれているもの、

集められているもの、

人体を構成するものが 五つあり

色、受、想、行、識

しき じゅ そう ぎょう しき

肉体物質の世界 色。

感覚 感受作用 受。 人間の感覚器官 眼、耳、鼻、舌、身、意

知覚作用    想。

意志の作用   行。

認識すること  識。


色受想行識 五つの要素が結び付き 始めて認識できる


その五蘊が 皆空という認識

皆空だと はっきり認識する


そうすると この世のすべて 一切の苦厄

様々な災難苦難 苦しさ

四苦八苦

生 老 病 死

愛別離苦 怨憎会苦 求不得苦 五蘊盛苦

しょう ろう びょう し ・・四苦

あいべつりく おんぞうえく ぐふとっく ごうんじょうく ・・足して八苦



度すとは救うこと


菩薩さまが 五蘊皆空という真実をみて 人間のすべての苦を
救いあげられた


因縁と結果

諸法空相

形あるものはすべては空、

皆空だという認識をもてば ものに執着する心がなくなり

煩悩が消え、苦しみから救われる。




十二縁起・・ブッダのさとり

人間生活にあらわれる、物質的、精神的なすべての要素は苦である

人間の生の苦の現実を12段階にわけて示したものが十二縁起

無明 行 識 名色 六入 触 受 愛 取 有 生 老死

むみょう ・・無知 まよいの根本

迷いの根本が 人間のなかにある。

われわれの心の闇・


苦を滅するには、無明を滅す

つまり 真の智慧を身につける。


四諦

苦、集、滅、道

マコト

仏教の根本原理。


生老病死

愛別離苦・・愛するものと別れる苦しみ

怨憎会苦・・憎むものと会う苦しみ

求不得苦・・求めるものが得られない苦しみ

五蘊盛苦・・物質的な存在と、精神作用、色、受、想、行、識、感覚、表象、意欲、思惟
      などのすべてが苦であること

集諦 じったい・・苦の原因を渇愛とし、それは人間の心の無明によるものだとし

滅諦 めったい・・苦の原因である無明を滅して、まよいのない理想の境地、涅槃に入る

道諦 どうたい・・涅槃にいたる法→ 八正道


八正道・・仏教の修行の方法


正見・・正しい見解を身につけること。四諦を理解すること

正思・・正しい考え。四諦に基づく正しい判断をもつ

正語・・妄語、悪口、両舌、綺語をせず、正しい言葉をつかう

正業・・殺生、ちゅう盗、邪淫などの悪行を犯さず、正しい行いを積む

正命・・生活を規則正しくし、身、口、意の三業をただしく保つ

正精進・・正しい努力をして、涅槃の境地をめざす

正念・・正精進を進め、こころを正しくもつこと

正定・・禅定によって心を静め、精神の安定を保つこと



世の中には四諦があり 苦の原因である渇愛を滅し

涅槃にいたる道 それが八正道


「心経」はくりかえし一切は空だとくりかえし

「五蘊」もない「十二縁起」もない

ととき 四諦もないととく

無苦集滅道とは 四諦もないということ

すべてが空なりと悟る般若の智慧も

一切が空ならば無いわけで、さとったからといえ

そこに何もみかえりもない

智もなく、得もない

しかし
六波羅蜜を行じることによって 菩薩になると、

こころは極めて自由になる


心無?礙。


こだわりのないこころ

自由なこころ

そして 最上の涅槃にたどりつく

三世の諸仏も般若波羅蜜多に依るがゆえに仏になれる

般若の智慧とは 正しい仏の智慧で、
何事にもとらわれない執着のない無所得の自在のこころ

空の智慧



六波羅蜜

布施 自戒 忍辱 精進 禅定 智慧

ふせ じかい にんにく しょうじん ぜんじょう ちえ


すべての修行は 正しい智慧によって行う。


般若心経は この六波羅蜜を実践せよということ


この般若心経こそ 大神呪・・真言 マントラである

苦難や災難を除いてくれる験力のあることば


密教 真言宗 弘法大師 大日如来

顕教


そして すべてのマントラ



ぎゃーてー ぎゃーてー はらぎゃーて

はらそぎゃてー 

ぼじそわか はんにゃ しんぎょう


いけいけ 彼岸の道へ

「往け、往け、彼岸の岸へ。 いざともに渡らん、幸いなるかな」

寂聴訳



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