盲ろう通訳介助 84時間
盲ろう通訳介助の講座に参加しました。
全１８回、84時間。３か月です。
目も耳も使えなかったら
どんな世界になるのだろう。
人とのコミュニケーションが途絶えます。
残るのは、臭いと触覚。
講師に来られた方は、盲ろうの方で、
横に通訳の人がいて、
指点字で話を伝えています。
ご本人は、目も普通に開いていますが、
見えないそうです。
耳は小さい時のはしかで聞こえなくなったそうです。
なんとか発声はされていますが、
しゃべらないと話し方がわからなくなるそうで
御本人が話して、すぐに復唱通訳がはいります。
輪唱しているみたいな感じです。
目は光と影が区別できる程度です。
それでも、一人暮らしされていて
不自由はないとのことです。
反対に、知らない人から驚かれる
ことに不思議な気持ちだそうです。
そして、自己紹介をしてほしいということで
講座生がひとりひとり手のひらに
指で文字を書いて、お話しました。
相手に向かって反対に書かないといけないのかなと
思いましたが、みんな自分に向かって
書いていたので、私もそうしました。
反対から書かれた文字を感じ取る。
指点字もボードを打つくらい
早いタッチでされていたのを
読みとられていました。
神業のようでした。
手の平への伝言は、父に託された言葉以来の
ことでした。
私のコースは点字です。
指点字までマスターできるか、高い課題ですが
ダイジョウブ！
で乗り越えようと思います。
© Rakuten Group, Inc.
