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2006.10.31
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カテゴリ: カテゴリ未分類

もしかすると、あの冬の朝以来、私は他人を頼らなくなったのではないかと・・・

今頃、気がつきました。もし思うことがあるなら、自分自身で行動するしかないのだと、、、

私の行動規範は、あの時の強烈なショックから生れ、現在に至っているような気がする。

3学期に入ると、病気で通院しているせいもあるのか、休む日が多くなっていた。

ある日の放課後、担任の先生に用事があり、職員室に行くと、彼のお母様と先生が何やら、

深刻な表情で話し込んでいるのが目に入り、私は入り口で佇んでいると、先生が手招きした

のでそばに行った。

「あっ、ちょうどよかった。○○にも話しておきたかったんだ」

「○○君はしばらく学校を休むらしいので、クラス副委員の君に代行を頼みたいと思って」

彼はクラス委員長をしていたので、定期的に開かれていた、学級会はいつも彼が司会進行

を務めていた。副委員の私は補佐のようなものだったから、ほとんど何もせず(^^;

ただ、連絡事項などを黒板に書き、消すのが仕事みたいなものだった。

これからは、私が~~!と、ちょっと動揺?した表情をしたのかしら・・・

「すみませんが、宜しくお願いします」

彼のお母様が立ち上がり、丁寧に私にまで挨拶されたものだから、すっかり恐縮して・・・

「は、ハイっ!」 なんて直立不動!挙動不審?になってしまった~(^^;)

彼に似て?色白の上品で知的な、お母様だった。

彼は一人っ子で、お父様は物理学者?だったような気がする。

一年の入学時の自己紹介文に、将来の夢として「父のような物理学者になりたい」と書いて

いたことを憶えていたから。。。

成績も優秀で理科系の頭脳の持ち主の彼と、文系、感性優先の私・・・

同じクラス委員として話し合いすることも多く、衝突することもしばしばだった(--;)

「どうしてそうなるのかナ~。君の考え方がわからないよ」

「私こそ、どうして、そんなに理屈っぽく考えるのかわからないわ~」

どちらかと言うと・・・嫌いなタイプだった。(^^;)

だから、あのクラスのマドンナ?に相談した時、「あなたは○○君が好きだから・・・」

という噂がたっていることには、正直驚いた!と、同時に悲しくなった・・・・

どうして、そういう「好きとか、嫌い」のレベルになるのか?

私は個人的好意からイジメないで!と言っているのではなく、イジメそのものについて止めよう

と言っているだけなのに・・・

休みがちな彼が、たまに登校しても、誰も話しかける者はいなかった。

私は、顔を見れば「あっ!久しぶりだね~。」と普通に喋っていたけど・・・

そうして、、、1年生の3学期も最後のホームルームの日がやってきた。

2年になると、クラス替えがあるので、この顔ぶれが揃うことはないから、この1年間のクラス

の感想を一人づつ話そう、という担任の提案で、順番に話すことになった。

先生は後ろに座って聞いているから、自由に思ったことを話してほしいと。。。

私は最後の方だった。

「2年になっても仲良くして下さい」 

「楽しい1年でした」etc.....

あたりさわりのない、感想が続いていた。。。

いよいよ、私の番が近づいて来た。

あたりさわりのないことを言って座ろうか・・・いやっ、今日言わないともう機会はない・・・

でも、もし言ったら??? 今日も○○君は休んでいるし、彼が聞く心配もないから・・・

どうしよう!どうしよう!・・・・心は千路に乱れ~~やがて私の番になった。。。

「あのぉ~、言いにくいのですが、、、私はこのクラスのみんなに失望しています。」

「多分、クラス替えで、もう、ここにいる人達が一緒に集まることはないと思うので、言います」

「○○君を、みんなで無視したり、冷やかしても見て見ぬふりしていたことに失望しました。」

あの瞬間の、シーーーンっとした空気を一生忘れることはないだろう。。。

カタッと音がして、先生が立ち上がり、そして、、、静かな声で言った。

「○○の言ったことは本当なのか?」

誰もが沈黙し、重い空気が流れた。

「○○、悪かった! 先生は気付かなくて・・・」

担任の先生の顔は蒼褪めていた。。。

それから、どういう風にホームルームが終了したのか思い出せない。

多分、私は虚脱感で、しばらく頭の中が空白になっていたのだろう。

今でも、その後のことが思い出せない。記憶の底に封印したいのかも知れない。

それから数日で春休みに入ったのは救いだった(^^)

最後のホームルームの後、誰も私に話しかけては来なかった。

私はクラス全員から完全に孤立した。

「あいつは先生にチクッた、嫌な奴!」  そう云われていたかも知れないけど。。。

そんなことがあっても、環境が変わるとすぐに立ち直るのが~私のいいところで?^^

2年に進級すると、かなり顔ぶれも変わり、クラブでは、あの初恋君との出逢いがあったりで

イジメの記憶は心の奥にしまわれていた。。。

思春期の日々は、駆け足で過ぎてゆき、、、やがて卒業の日(早やっ!紙面の都合上^^;)

私達卒業生が、在校生がまく花吹雪の中を通り抜け、それぞれの教室に戻るために歩いて

いると、向こうから、あの○○君がやってきて、(彼は休学してい卒業は1年遅れた)

「卒業おめでとう!」「君にお礼を言いたくて・・・」

「僕は聞いて知っていたんだよ、、、ありがとう!」

「僕はあと1年通うけど、君のおかげで何とか卒業できるよ」

それだけを言うと、すぐにさ~っと、立ち去って行った。。。

突然のことに~驚いた私だったが・・・嬉しかった!

きっとあの時の担任の先生から、聞いたのではないかと思う。

自分の無力さを痛感し、絶望感さえ持っていた私だったけど・・・

彼の言葉で、全てが昇華するような、穏やかな温かい感動が心の底から湧き上がり・・・

私にとっての、最高の卒業の贈り物になったのだった☆^^

そして、、、一年後、彼は中学を卒業し、高校に進学したと風の便りに聞いた。。。






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Last updated  2006.11.01 03:24:22 コメント(6) | コメントを書く


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