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2007.08.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類

以前にも、日記で紹介したことのある詩人、茨木のり子さんの詩です。

二十歳で終戦をむかえた、若いひとりの女性のほとばしるような想いが溢れる詩・・・

読むたびに、胸が熱くなります。(彼女は一昨年の冬に他界されました)

          わたしが一番きれいだったとき

わたしが一番きれいだったとき

街々はがらがら崩れていって

とんでもないところから

青空なんかが見えたりした

わたしが一番きれいだったとき

まわりの人達がたくさん死んだ

工場で 海で 名もない島で

わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった

わたしが一番きれいだったとき

だれもやさしい贈物を捧げてはくれなかった

男たちは挙手の礼しか知らなくて

きれいな眼差だけを残し皆発っていった

わたしが一番きれいだったとき

わたしの頭はからっぽで

わたしの心はかたくなで

手足ばかりが栗色に光った

                  茨木のり子

いつの時代も変わらぬ女性の気持ち、おしゃれをして、素敵な恋人と過ごしたい!

それが叶わなかった時代に生きた乙女達・・・

乙女を愛することもないまま、逝かなければならなかった青年達・・・

かりそめの繁栄の現在の日本からは考えられないことだけど・・・

同じ時代の今、イラクや中近東、アフリカの紛争地域に住む、多くの少女達が、かつての

茨木のり子さんと変わらぬ想いで暮しているのではないかしら?

かつての愛国少年たちが、神風特攻隊の名のもとに、若い命を散らしたように、イスラム

の国の一部では、ジハード(聖戦)の名のもとに、自爆テロで命を散らしている・・・

時代も、国も、思想も、宗教も違うのに、何故か同じにおいがするのだけれど。。。






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Last updated  2007.08.16 01:01:06 コメント(6) | コメントを書く


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