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どうして、ペットボトルキャップの収集がボランティアのブームとなっているのでしょうか?買い取り価格を見てみると100万個で3万円程度です。1万人の人々が一人100個集めたという計算になります。一人100円の寄付を集めたとしますと1万人で100万円になります。このほうが、資金を集めるのには効率的だと思うでしょう。ところが、ボランティアの世界では、このような経済学は通用しないのです。例えば、カンボジアに米を送るというキャンペーンがあります。ところが、カンボジアの米の価格は日本の十分の一なのです。現地で買って貧困層に配布したほうが超安いことになり、輸送費だけでその20倍の米が買えることになるのです。古着にしてみれば、ジーンズが25円、Tシャツも25円といったところが現地の価格で、韓国とか中国から大量に市場に輸出されています。ところが、マスコミへの発表によるボランティアの意識高揚という効果をねらうため、あえて、合理的、経済的な支援の方法をとらないのです。話題を作ることが経済性、合理性よりも優先されるのがボランティアの世界なのだと思います。私は、実践、実存という観点から、このような売名を主体とした行為、はたまた、校内の壁新聞のようなマスコミの姿に疑問を持っています。実態を伝えてこそマスコミだと思います。美談を作るのは、たやすいけれど、真実を報道することは勇気のいることだと思います。
ハイチ震災そして東北震災そしてチャリテ… 2011年09月17日
シリアも、もうだめかも!! 2011年03月21日