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江東区で起こった事件の公判のニュースは聴くのがつらい…
でも裁判員制度の開始を意識した集中審議で連日ニュースを
聴くことになるのだろう。
法の素人がこんなに短期間で生々しい証拠や証言をいっぺんに突きつけられるのと
長々とした今までの公判日程で、判例を重んじた頭で感情を冷ましながらの裁判では判
断に開きが出るのは容易に想像できる。
真偽のほどはわからないが、この容疑者も発達障害を抱えていたらしいとかいろいろ
なネット情報も流れている。
被害者家族の埋めようのない悲しみや激しい怒りを、娘を持つ親として
胸つまる思いで想う。この衝撃は生涯癒えることはないほどのものだし、
今この裁判でまた再び傷が深まりさえしているだろう…
一方で発達障害の子を持つ身近な人の声を思い出す。
このような事件が起こるたびに人知れず苦しい思いでわが子の将来を案じている。
今でも生きづらくて苦しんでいるのにますます生きづらくなっていくのではと心痛めている。
もっと冷静なコメントを聴かせてほしい。それを聴いて考えたい。
被害者になってしまった人の親のように…、
加害者になってしまった人の親のように…。
「裁判員制度」は充分に準備されているとの印象は持てない。
何かとても性急すぎるシステムに巻き込まれていくようで怖い。
ひとつのニュースに世間全体が一挙に集中し、あっという間に同じ色合いに染められた
感情の渦に巻き込まれていく。マスコミもテレビの前の人心も…そして性急な日程の公
判。テレビのニュースはどのチャンネルも同じ時間帯に同じニュースと横並びのコメント。
そして次の事件が起こるとあっという間に流した側も
聴いた側も前のことは忘れて行く。
違和感を感じている人の小さな声は受け付けられもしないうちに消されて行く。
