さがしもの

 さがしもの

2009.02.13
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昨夜はワンルームマンションの娘の部屋で、

一晩をおくった…


でも、夜中にそれぞれ眠れなくて、寝返りをうったり

眠れない焦りが小さな部屋にただよっていた…


お互い眠れないのに…

遠い…

地理的な距離を近づけて、同じ部屋にいても、

お互いの孤独感を埋めることは悲しいかな、不可能に近い。


ただ今日一日この部屋にひとりいて、



どれだけため息をつきたくなるか…思い当たる気がした。

自分もため息をついて…少し近づく気がした。



同時に、私がかつて二十代の前半、

東京で一人暮らしをしていた何年間かの

あの空気が身体によみがえってきた。

軽い風邪をひいても、食べ物を買いに出るのも重荷で

危機を感じた!心から助けがほしかった!

そうでありながら、

一緒のアパートにいた友人の危機に

その孤独を支えることもできなかった…


ある時、同じアパートの中で、



人が出て、隣り合う数人でどうしたらいいのか

相談しあった記憶…そういえば学校が違ったあの人とは

それがきっかけでその後も安否を問う関係になった。


都会の孤独…人の家の電気がとても

あたたかそうに見えた!あの頃。



肩を冷やす夜露の冷感のほうが心地よかった…


その頃、流行った曲が昨日飛行機でイヤホンを通じて

耳に飛び込んできた…いっきにその時代の切なさに包まれてしまう。

あの頃も今も自分のことでせいいっぱいは変わらない。、

でもいろんな人とそれぞれに近づこうと企てあって…

敗れて…そんな時の共有の記憶も積み重なった。

傷つけあっても、敗れても、近づこうと企てあっったことで、

人が侵すことはゆるされない

他者の領域があることを気づかされてきた。


でもその距離感を保つことは至難のわざ。

踏み込みすぎた失敗。

踏み込まずに相手をこの地上では永遠に失った後悔。

失敗を重ねながらも、

困った事態に、仲間として出会った人たちと

無い知恵をしぼりあった時の共有感は

決してお金では買えないもの。

互いを隔てる限界に挑戦し続ける者同志だけが共に手にする

財産…それがあることだけは確かな気がする。

ふうー…終りの日までこの挑戦は続くのだろう、恐らく。

また失敗するだろう…。





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Last updated  2009.02.13 18:44:48
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