Love on line / memories of 4 years.

Feb 2, 2004
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テーマ: ネット恋愛(48)
カテゴリ: love on line.
彼は、ヘビースモーカーだ。

私も吸うが、彼は驚くくらい吸う。
銘柄は違うけど、その煙の匂いが
私にとっての、彼の匂い。


初めて会った時は、
気づいたらくわえているものだからちょっと驚いた。
それからしばらくの間は、「今日は何箱?」と尋ねるのが習慣になっていた。

減らせー!
年取ったら南の島に行く約束が果たせなくなるじゃん!



やっぱり吸う。
彼がお風呂に入っている間に、箱にいたずら書きをする。

「もうこの1箱でやめとけw」

本当は1本1本に書こうと思ったけど、さすがにやめた。(笑)

翌日もまた、落書き。
「吸いすぎ~えー加減にしとけw」
「南の島~♪」
そして最後は自分の空き箱に、
「時間が過ぎるの、速かったね。」
そう書いて渡した。


その後、ある方の日記で

何だか、いいなと思って
真似させてもらった。

私の周りには吸う人がいないこの煙草。
ちょっと癖のある匂いで
それでいて


抱きしめられた時にふわっと香る、
彼の匂い。


先日、煙草の話になった。


「あの箱、まだ残ってる~」
「捨てなよ(笑)」
「だって、捨てられない~」
「どこに置いてあるのよ?」
「車の中~」
「人に見つかったら説明できないよね(笑)」
「できないなぁ~(笑)」
「また書いて送ろうか?箱残ってるし」
「いやー捨てられなくなるー!(笑)」
「同じ箱。あと2本残ってるからもうすぐ吸い終わるw」
「軽くて吸いやすいでしょ?」
「うん。でもね、
副流煙ばかりかいでる。
…匂いが、かぎたかった。」

「…ありがとう。」


考えたらものすごい直球を投げた気がするけど、
私の言葉を
私の思いを
彼は優しく投げ返す。

その香りに包まれながら、
私はそれを受け止める。





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Last updated  Feb 8, 2004 09:34:14 PM
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